学校の必需品

2010年、6年生からハワイの Punahou School に通い、卒業後は日本の大学の国際教養学部に通っています。ハワイでの高校生活や、普段の生活を通して感じた事、体験した事をみんなとシェアしたいと思います。

日本でも、制服、鞄、ローファー、文房具等学校で毎日使うものがありますよね。学校の規則や好みによって少しずつ違いはあるものの、生徒の間で同じものを持っている確率は高いと思います。ハワイでは制服や持ち物についてあまり指定のない学校がほとんどですが、口コミや流行によって大多数の生徒が使っているものはあります。

ちょっと雑誌のコラムのようになってしまうかもしれませんが、たまには面白いと思うので、ハワイの学校の定番アイテムをご紹介します! 

定番の服装

上に書いた通り、ハワイのほとんどの学校には制服がありません。プナホウも例外ではなく、「ドレスコード」と呼ばれる服装規定がありますが、プナホウのドレスコードは他校と比べても緩く、制限はあまりありません。せいぜい、チューブトップはダメ、短すぎるショートパンツやミニスカートはダメ、といった感じですね。

聞いた話によると、数年前はもう少し厳しかったようですが、よほどの例外じゃない限り、節度を守ってきちんと勉強すれば別に個人の自由でいいのでは、と改められたようです。現在のドレスコードは、高い自由度が生徒に好評で、問題も起こっていません。

さて、前置きが長くなりましたが・・・自由度が高いと言ってもプナホウの教室は冷房が強いこともあり、定番の服装があります。

マストアイテム

女子ならスキニージーンズにキャミソール、それにパーカーやカーディガンを羽織っている生徒がほとんどです。
最近はパーカー人気がかなり高く、中でもアメリカ本土の大学が販売しているパーカー(表や裏に大学名が入っているもの)やアディダス等のスポーツブランドのパーカーを着ている生徒が沢山います。

お気に入り!

男子は上はTシャツ、下は高校生辺りからショートパンツ派かジーンズ派に綺麗に分かれます。
靴は Converse や Vansといったスニーカーが主流ですが、海に頻繁に行く生徒、または靴が嫌いでビーサンを履いている生徒も一定数います。

鞄とその中身

日本では少し違うかもしれませんが、プナホウでは各生徒にロッカーが与えられ、場所が気に入らなければ使われていないものを勝手に使っていいので、各自好きなロッカーを使用していることがよくあります。

「自分の机」というものが無いので、このロッカーにお弁当や教材、部活の服や道具などを保管するという感じです。あまり大きく無いロッカーにどうやって全て詰め込んでいるかはご想像にお任せします(笑)。中には頻繁にロッカーに寄って、鞄を持たない強者もいますね・・・。

リュックは使い勝手が◎

さて、鞄。ほとんどの生徒はリュックを使っています。使いやすさと、カジュアル寄りの服装とマッチする事で好まれているのだと思います。
高校で律儀に教科書を買う人は少ないのですが、買っている人は重い教科書を運ぶためにもリュックが最適です。

因みに教科書の件、買ってはいませんが使っていないという訳ではありません。

パソコンさえあればなんとかなる

確かに先生によっては教科書が必要ない授業はありますが(Contemporary Issues、Journalism 等、今世間で起こっている事例について話し合う授業や科学系の授業は、実験や先生が独自に作るパワーポイント資料を使うため、教科書を使わない事がほとんど)、大抵の生徒はオンラインやPDFの無料教科書をパソコンに落として使っています。

関数電卓も必須

こういった事情があり、鞄の中には大して物が入っていない事がよくあります。ペンケース、ノート、スケジュール帳(膨大な宿題の量と、部活やバイトを両立する生徒が多いため必須)、水筒、お財布、パソコン、高性能の電卓(理系の授業で使うため必須)、そして場合によってはメイクポーチ。大概の生徒は毎日これくらいしか持ち歩いていません。

まとめ

ざっとまとめると、プナホウでの生徒の必需品は・・・

予定と宿題がびっしり・・・

1. ジーンズとパーカー、またはTシャツ
2. スニーカー
3. リュック

・パソコン
(パソコンさえあれば、1日位の授業ならさして支障はなし)
・財布、手帳&筆記用具

こんな感じでしょうか。
文化による違いが服装や持ち物からも感じられますね。持ち物が少なすぎるように見えますが、パソコンでカバーできる範囲が広く、ディスカッションベースの授業が多いので、勉強はちゃんとしてますよ!