2010年、6年生からハワイの Punahou School に通い、卒業後は日本の大学の国際教養学部に通っています。ハワイでの高校生活や、普段の生活を通して感じた事、体験した事をみんなとシェアしたいと思います。

アメリカ人がフットボールにかける情熱にはいつも圧倒されます。プナホウも例外ではなく、他校との決勝戦など、大事なフットボールの試合に向けて士気を高める為に、学校を挙げて「スピリットウィーク（Spirit Week）」を開催します。

「スピリットウィーク」は試合を控えた週に開催されます。月曜日から試合当日の金曜日まで曜日毎にテーマが決められ、生徒はそれに沿った服装で登校します。強制ではないのですが、自分の学校へのプライドとみんなでワイワイ騒げるチャンスの為、多くの生徒が参加します。

「スピリットウィーク」の毎日のテーマは学校によって、そして年によって様々ですが、大概最後の金曜日は学校のカラーの服を着て来る事が共通点です。

プナホウでは、「Pajama Monday」：その名の通りパジャマを着て登校する月曜日、「Wacky Wednesday」：とにかく自分が思い浮かべる限りの奇抜な格好で登校する水曜日、そして 「Buff n’ Blue Friday」 ：プナホウのスクールカラーの青か黄色の服を着て登校する金曜日、などがあります。

いつもと違う服装で登校するのは気恥ずかしいかもしれませんが、友達と一緒に計画すれば、雰囲気を合わせたコーデが出来て楽しいですよ。

ハワイでは年間であまり温度が変わらず、1年を通して過ごしやすい気温を楽しむことができます。それはとてもいい事なのですが、年中同じような服装になりがちなため、現地の人は事あるごとにあまり出番のない秋冬服を着たがります。

その意向を汲んでか、私が12年生（高校3年生）の時に、暖かい格好をテーマとした「Toasty Tuesday」が「スピリットウィーク」に加わりました。「Toasty Tuesday」にはニット帽やセーター、パーカーなどが人気で、ブーツも少数ですが見かけました。

普段と違う、少し暖かめの格好をしている友達はとても新鮮に感じます。それでもやはりハワイでこの格好は暑いので、クラス内のエアコンに助けられました。

「Fancy Wednesday」は、ワンピースや襟付きシャツなどの少しフォーマルな格好で登校する日です。このテーマは比較的女子に人気が高いです。襟付きシャツとジーンズ、と極めてカジュアルよりの格好でも、男子はやはり暑いですからね。

ハワイは過ごしやすいけど色々な格好がしにくい！

それに、少しカジュアルになってしまったからといって、がっかりする事はありません。思いっきりゴージャスなドレスはジュニアファンクション（11年生、高校2年生の簡易版プロムのような催し）とシニアプロムで着る事が出来ますから！