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ホノルル市議会が新たにコンドミニアム計画を承認

KeeamokuエリアのHawaii City Plazaコンドミニアム計画にホノルル市議会による建築開発の承認が下りた。だが、開発業者に対して良くない感情を持っている議員や、承認は性急だと異議を唱える住民もいる様子。

  • ホノルル市議会がKeeamokuエリアのコンドミニアム計画を承認

プロジェクト概要

開発業者は中国の企業。建設予定地はSheridan Streetの西側、Walmart-Sam’s Clubショッピング施設の後ろの39,520平方フィート(3,671平方メートル)の土地。Hawaii City Plazaは高さ250フィート(76.2m)で、164ユニットと商業スペースを含むミックスユーズのタワーとなる予定。今回の承認により、Keeaumoku-Kapoleiエリアのアラモアナ鉄道駅近隣で許可された、3番目かつ最新のコンドミニアムとなった。
164ユニットのうち33は低所得層のための賃貸ユニットとなる。それらのユニットは地域収入中央値の80%に満たない世帯に最低30年間賃貸される。該当エリアは現在平屋、2階建ての倉庫などが建っている。

承認までの背景

ホノルル市議会によって計画は承認されたが、一部の議員や地域住民は計画を快く思っていない。事の発端は今年5月に行われた委員会会議にさかのぼる。

会議にて、議長のIkaika Anderson氏がHawaii City Plazaの代表者Jay Fang氏に、タワー建設の経済的な後ろ盾を目的に、プロジェクトの半分以上のユニットが中国の投資家へ売却されるのではないかと質問した。Fang氏は、中国の投資家はHawaii City Plazaの購入優先権や予約を持たないとしたが、曖昧な表現もあった。

これに対してAnderson議長は、住宅不足の中ホノルルで、市民のためにならないプロジェクトを市議会が承認するのは市の利益にならないと述べた。

その会議の数日後、Fang氏と父親のJohnson Fang氏はAnderson議長と他の議員にメールを送り、Anderson議長の発言を「人種差別発言」であり連邦の法の触れるものだとし、計画が承認されなければ旅行先としてのハワイをボイコットするよう中国国民に呼びかけると脅した。

今回の投票を前に改めてJoey Manahan議員がFang氏に、メールに含まれた「軽蔑的な発言」ついて尋ねたところ、Fang氏「言葉の壁による誤解」だと説明した。開発業者側の広告会社も同様に、「言葉が堪能でない者にとって、コミュニケーションは本当に難しいこと。誰かが傷ついたのなら、私たちは心から謝罪する。初めからこの計画の意図は、ホノルル市とカウンティの益となるものを提供する事で、それはaffordableな住宅、経済発展、新たな雇用だ。」と説明したが、Joey Manahan議員は反対票を投じた。

結果的に、投票は8対1で可決された。

コメント

反対票が議員さん1人ということは、議員さんの妄想的思い込みだったのかもしれませんが、緻密なロビー活動のもと仕込まれた大規模な永住権獲得型投資の可能性も臭いますね。カリフォルニアもすごいことになってますし・・・ーBubble Age

記事では触れられていませんが、このプロジェクトはEB-5ビザ(投資によって永住権を獲得するビザ)の対象となっている(いた?)ような情報を目にしました。EB-5ビザの取得は中国人が圧倒的に多いので、議員も上記のような質問をしたのかもしれませんね。ーユーコ

Piikoi StとKeeaumoku Stの間は夜に一人で歩くと少し怖いので、
開発をするのであれば、これを機に周辺が明るくなるといいですね。ーKID

Hawaii City Plaza 建設予定地

住所Sheridan Street, Honolulu, Hawaii 96814

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