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ワイキキに パイナップルカウンティーマーケット誕生

1年ぶりにワイキキを訪れた。飛行機に搭乗する人数もコロナ前の半分くらいに戻ったというものの、円安の影響で多くのハワイに住むローカル、また在住日本人が日本への利用で往復する人が増えている。確かに5月中旬に東京からハワイに行くハワイアン航空へ搭乗したが、ローカルの人、またアメリカ本土やヨーロッパの人などが多く搭乗し、アジアや日本人の観光客らしき人は数える程であった。
ハワイの物価も相変わらず高値を続けており、いわゆる日常品の牛乳、パン、フルーツなどが1年前に比べて高くなっている。かといって給料は同じように伸びておらず、人々の生活は厳しくなる一方だ。ローカルのニュースを見ていても、この数年で、第8の州と言われるアメリカ、ネバタ州に移住する家族も多く、子供にとっても様々な機会が得られるとのコメントも多く見られ、ハワイに帰ることは考えていないというものであった。
そんな中、ワイキキに足を踏み入れてみた。カラカウア通りの目抜き通りをシーサイド通りに左折。DFSギャラリアがあり、その右側にはお土産を売るお店が入っていた。日本人はばらまきお土産として雑貨屋に行くことが多いが、アメリカ人はそういった文化がないので、その類のお店は閉店が多い。またロイヤルハワイアンセンター周辺にあったハワイアンキルトなどは5店舗も閉店が相次いだ。またハワイアンジュエリーなどもオーナーの高年齢化が進み、コロナ後閉店を決めるところも相次いでいる。
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そんな中、パイナップルカウンティーではビルごとレストラン、フードコートに変化を遂げていた。2001年から19年間ずっとセレクトショップをPineapple Countyとして同じ場所で営業していたが、1階は、ハンバーガー、寿司などが現在4つほど、そして韓国Xメキシコ料理がもう1店舗入る予定となり全部で5店舗の経営になっていた。2階には、Aina Steak and Seafoodというレストランに代わり、アメリカ人にも、そしてアジアの人にも人気のステーキ料理の店になっている。

その隣のビルも1階はEL CHELITOというスペイン料理のレストランが2023年5月にオープン。2階はOyster Hale by Crushというレストランで、これら2つのレストランの前も雑貨屋さんを辞めてレストランに変えたという。コロナ前と違うところは、観光客が、アジアからアメリカ本土の観光客にシフトしたことが一番大きいと感じる。ここのマネージャー曰く、「今年の夏もその傾向は続きそうですが、ハワイのホテルの予約率はそんなに下がっていないと思いますが、アジアからのお客様数が減っています。ワイキキは観光客も食べなければならないので、レストランはそれなりに忙しいと思います。アメリカ本土からのお客様はインフレを普段の生活で感じていらっしゃるので、日本人が感じるほどではないと思います。コロナ後、ワイキキ内のレストランの入れ替わりもかなり進んだ」とのこと。
これからワイキキはどのように変わっていくのだろうか。