2020年、21年とコロナ感染は想像以上に長引いている。そんな中、留学業界でも変化が出てきた。今までの対面でのインターンをオンラインに変える動きだ。AZusa はシリコンバレー地域を中心として有給(無給)のインターンシップのコンサルティング、アメリカ語学留学、高校、大学などのコンサルティングを行って18年になる会社である。今までは対面でアメリカの大学やホストファミリーとの経験を提供していたが、コロナによって実際に渡米することが難しい中、オンラインというスタイルに変えた。最近では時差を利用してハワイを希望する人も増えてきていると代表の若井さんは話す。「ハワイの場合は観光、もしくは環境を将来のキャリアとして考えている人が希望します」と続けた。
今までは春や夏の2週間集中のインターンをアレンジしていたが、オンラインになって長期のインターンを希望してくる学生が増えた。例えば、3ヶ月のホノルルのインターンを受けている学生さんは、ホノルルのマーケティング会社のインターンを受講。ホームページにアップされる日本語の翻訳や、ハワイをどのようにPRしていくかなどについての課題を1週間あるいは2週間前に受ける。その後1週間に一度オンライン上であるが、英語でのコミュニケーションが行え、それ以外は、日本で自分の生活時間の中で翻訳なり、英語での課題を済ませるというもの。ズームでののミーティングにはバイリンガルスタッフが待機してくれ、どうしても英語でのミーティングが難しい場合は間に入るが、基本その学生と現地でのスタッフでやりとりがされている。
オンラインの良い点は、短期集中でアメリカに渡米する必要がない為、日本での普段の学校での授業、またアルバイトも可能。その身軽さからか、春頃より需要は増えていると同氏は続ける。「経済学部や商学部など英語とは関係ない学部学生からの問い合わせもあり、今後英語はグローバルな企業で働く上で必要不可欠であり、就活にもプラスになる」という。ここでインターンが終了すると推薦状をもらうことができ、今年から日本ではオンラインでのインターンも、学校の単位に認められることになったためも人気の原因であろう。ハワイではワクチン接種が70%を超えているものの、11月16日では新規感染者数63名と発表されている。2021年11月8日より直行便でハワイに入国する場合にはハワイセーフトラベルズプログラムの登録、並びに旅行情報等の更新は不要となった。その代わりにワクチン接収証明書と陰性証明が必要となる。海外渡航に関しては日々情報が変わるので、アップデートされた情報を参考のこと。
* 画像は、AZusaさんの許可を得て掲載しています。