EDUCATION

オンライン授業の中、プナホウスクールのオープンハウス始まる

8月27日から2回目のロックダウンが始まったハワイ。最高で1日300人を超すコロナ感染者が発表され、なかなか数が減らない中、知事も市長もこの決断を発表。当初2週間だったのにさらに2週間の延長が決定。9月23日まで続く状態です。公立学校も2週間送らせて新学期が始まり、その後オンライン授業が決定。プナホウもイオラニも同じオンラインでの授業開始となった。

通常新学期が始まり3週間くらいすると、学校からオープンハウスのお知らせがやってくる。高校は4学年、プナホウでは1学年400名超であるから1600名超の両親がやってくるのが通常。敷地内の駐車場だけでなく、中庭の芝生エリアも全てオープンして駐車場になる。それだけでなく6時から8時近くまで高校の部のビルを10分刻みに移動するのもなかなか大変な作業となる。自分の子供が実際に授業を受けているクラスに移動するわけだが、高校の部だけでも、4、5つの棟を移動することになり時間いっぱいで動くような状況だ。

今回はオンラインということで、学校がWebexを使って招待をしてくれ、時間になったらそれをクリックして入っていくという処方。10分間で先生の簡単な自己紹介とこの学期の授業の進み方について説明を受ける。ほとんどの両親はそれを聞いて終わりになるのだが、質問があれば、最後に残ってチャットもしくはビデオで質問をするスタイルを取っていた。取る科目によっては中10分とか20分の休憩になってしまうけれど、夕ご飯の時間帯、この休憩を使ってご飯を作ったり軽く食べたりできるわけだし、また移動する必要もなく、このオープンハウスはオンラインの方がいいなと感じた親は他にもいるのではないだろか。

今年はSATと言われる日本でいうセンター試験がコロナの影響でことごとくキャンセルになっている状態。アメリカ本土では今年はSATの点数なくて受験に応募できるといった学校も出てきている状態。ただアメリカではこのSATが客観的な合否の決定になるところで、あとはエッセイ、学校もしくは習い事の先生の推薦状、そして学校のGPAが決め手となるわけで学費が1年5万ドル(約500万円)もする中、主観の多いもので合否が決まることに抵抗を感じる家も多い状態。しかし1年お休みしてインターンをするにも、今どこもインターンを採用している企業ももなく、今年受験生を持つ親と子供は年内までに応募する大学の期日が迫っている中、どのような選択をすべきか考えている状態。通常何回か受験していい点数のSATを学校へあげるのですが、今年は8月も9月もキャンセル状態。9月下旬からイオラニが対面の授業開始を決めたので、なんとか10月、11月に開かれるSATを受験できるか、希望を持っている状態ですが、こればかりはコロナの状況によりけりで、今年の受験がどうなるのか悩ましいことろである。