EDUCATION

ハワイの学校事情と、ハワイの学生たち

ハワイのビジネス誌「パシフィックビジネスニュース」によると、昨年、ハワイは日本を含む128カ国からの学生を受け入れた。 州経済経済開発省(DEBIT)の報告によると、他の国からの学生がハワイの経済を大幅に後押しし、その金額は4億4,700万ドルに達するを発表した。確かに多くの留学生がハワイにやってきていることは事実である。ハワイの私立学校のトップの1つであるイオラニスクールも昨年には敷地内に寮を完成。ハワイ州以外の学生の他に、アジアからの留学生を迎えている。

その反面、ハワイにいる学生は、高校卒業後、大学への行き先が、アメリカ本土だけでなく、アジア、日本、カナダ、ヨーロッパと広がってきている。
先日もホノルルのコンベンションセンターでカレッジフェアが開催された。アメリカの大学はもちろん、日本の大学、イギリス、カナダ、またフランスなど総勢200校もの学校が集結。ブースを見ていると、ワシントン、オレゴン、カリフォルニアの西部の学校に人気が集まっている。

ハワイからまだ近いUCLA、UCデービスなどのUC系、またオレゴン、シアトルなどの州立大学は人気が高い、それだけでなく日本人の両親を持つ学生や日本語や日本に興味のある学生は、早稲田、慶応、ICU、立命館などの日本のブースにも列をなしていた。授業料の安さが人気に拍車をかけている。

アメリカの大学の授業料の高さをどのように工面するかはどこの親も同じで、スポーツで秀でて奨学金をもらうというのは、この10年近く言われていることでもある。そのせいで多くの学生がサッカーやゴルフなどのスポーツに力を入れ、大学へのそのポジションも激戦になってきている。

今では、ハワイ大学へ行きその後編入でアメリカ本土へ行く、コミュニティカレッジと呼ばれる2年生大学へ行き、その後4年生大学へ編入。あるいはカナダ、イギリスなどの大学へ渡るなど選択肢はグローバル。これから年末、また年明けまでに各大学へ応募する時期がやってくる。多くの12年生と1年後に受験を控えた11年生で会場はごった返しだった。