EDUCATION

プナホウスクールもオンライン授業に

3月に入ってから刻一刻と状況が変わるハワイ。3月の第1週に毎年行うホノルルフェスティバルも中止になって驚いていたが、10日ごろから、アメリカ本土の大学が授業をオンラインに切り替え、子供達が続々ハワイに戻ってくるという話が聞こえ始めた。プナホウスクールは3月16日が最後でその後2週間の春休み。その直前あたりから、春休み後はオンライン授業になる可能性もあると伝えられていた。実際4月に最後の学年の学生たちが行うプロムも今年は中止。数ヶ月前からドレスはどれにしようかと調べまくっていたり、また男子学生は女の子に一緒にプロムに行ってもらうため、どのように誘うのか、いろいろなシチュエーションを考えたりと、いわば青春の時期なのですが、残念にも今年はなし。11年生はこれからSATやACTと言われる大学受験に応募するために必要なセンター試験があるのですが、それも4、5月は中止が決定。これから秋頃までに何回か実施されるのであるが、大学の中には理数系の科目テスを最大3科目受けないといけないところもあり、すべて受験できるか厳しい状態でもある。

ハワイ大学も含め、3月に入るとアメリカ本土の大学も早々にオンラインに切り替わった。春休みの時期もあり、多くの学生がハワイに戻って今後5月の終業までオンラインのところが多い状況。プナホスクールも春休みが終わり4月からの授業はまず5月の終業までオンラインでの受講とメールがきた。プナホウをはじめ、多くの私立学校は一人1台のコンピュータを持っていて、宿題もメールで提出することが多いため、今後の初のオンラインでも子供達はそれほど動揺していないようだ。

日々一刻と状況が変わるハワイ。先週にこれから1ヶ月間、ハワイには観光客は来ないでくださいと知事が異例の発表。その後ハワイにやってくる渡航者の数が激減。5000人台の日本からの渡航者も7、800人台まで減り、一時解雇や週5日から出社数を減らされ、社員でありながら、日給も減らされるという事態に。1週間あまりで多くの人々の仕事の状況も大変になり失業保険をもらう人が激増しているということだ。観光都市としてのハワイであるけれど、島であるハワイは、コロナにより多くの人が感染することを心配しての苦渋の決断なのであろう。

先週のイゲ知事の発表により、20日からしばらくの間レストランでの飲食は禁止。テイクアウトのみの対応になっている。スーパーでもいっぺんにたくさんの人が入らないように、また入る列も1メートルほどの距離を取りながら、順番待ち。23日からは4月末まで、外出禁止令が発令。3月末現在のコロナ感染者はオアフ島で約200名とのこと、いつになったらこの外出禁止令が解除されるのか、再びいつものホノルルに戻ることを祈るばかりである。