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Punahou Reunion 記事 プナホウスクール同窓会に出席

2022年6月11日にプナホウのリユニオン(日本でいう同窓会が一番近い)が開催された。平時は毎年開催して、別の卒業年の卒業生を招待しているが、ここ数年はコロナの影響もあり、開催できなかったようだ。今年は無事に開催され、2と7が付く卒業年の生徒が集まった。若いと2022年卒、熟年だと1972年卒の人たちが懐かしの母校に集まってくる。このリユニオンに参加するために、わざわざ島に戻ってくる卒業生もいるほどだ。今回集まった卒業生たちの次のリユニオンは5年後の2027年となる。来年開催されるリユニオンには3と8が付く卒業年の卒業生たちが招待される。このように、卒業生は5年毎にローテーションして、高校がリユニオンを企画してくれるので、定期的に集まる事が容易となっている。

リユニオンではカルアポークやポイ、ポケやチキンロングライスなど伝統的なハワイアン料理が提供されるため、豚を燻すイムピット(imu pit、地中に穴を掘り、温めた石を敷き詰める自然のオーブン)を作る必要がなる。以前は全てワンプレートに盛り付けられていたが、現在はコロナ対策のため、一品ずつ個包装しているようだ。友人の話によると、プナホウは毎年開催するリユニオンのため、常時この穴を保存しているようだ。カルアポークは8時間程燻す必要があるのと、必要とされる豚の数が多いため、かなりの煙が出る。久しぶりの開催のため、プナホウの敷地から煙が上がっている事を目撃した近隣住民が火事と勘違いし、通報したほどだ。リユニオン中では笑い話として話されたが、近隣住民が学校の事を気にかけてくれるのは嬉しい。

場所提供と食事のセッテイング以外は自由なので、卒業生達は思い思いに過ごすことができる。ロコミュージシャンの生演奏が披露されているから踊る人もいれば、お酒を提供するテントが設置されているバスケットボールコートで立ち話をする人もいる。その年に卒業したばかりの人たち以外はもうお酒を飲める歳なので、特に若い世代の間では母校でお酒を飲むってなんか面白いね、という会話が飛び交っていた。

〜参加してみての感想〜
私にとっては今回が2回目、卒業から5年目のリユニオンとなった。高校卒業以来会ったことのない人たちの話を聞くと、皆様々な進路に進んでおり、大学を卒業して一年間休みを取っている人、大学院卒業間近の人、アメリカ本土で仕事を始めた人、ハワイに戻ってきて仕事を探している人…皆それぞれの道で頑張っていた。

やはりコロナの影響を受けている学生も多い印象を受けた。コロナ禍中に島に戻ってきた人の多くは、そのままハワイで仕事を見つけた人が多い中、大学のあるアメリカ本土に残ることを選んだ人たちは全面的に活動の拠点を移している話を沢山聞いた。本土に残った人たちの中では、就職が見込めなかったため大学院に進んだ人もいれば、1年ギャップイヤーを取ってバイトなどをしながらお金を貯め、様子見をしている人もいた。アメリカはコロナが失業率にも直接的な影響があったため、慎重になっている人が多い印象を受けた。暫く会ったことがなく、次に会うのが5年後だとしても、同郷の仲間がそれぞれ頑張っていること知れ、定期的に集まれる機会があると分かっているのは嬉しいものである。