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この3年間の中で過去最高に空き室率が高まっているホノルル

ハワイのパシフィックニュースの報道によると、オアフ島の小売市場の空室率は、コロナ感染のパンデミックにより市場の稼働率が低下したため、第3四半期に6.58%に上昇し、3年間で最高レベルになってしまったと発表。ロックダウンは開けたものの人の動きは相変わらず悪く、また外国からの観光客も入っていない中、年末までにもっと多くの小売およびレストラン事業が完全に閉鎖され、その率はもっと高くなると言われている。

同新聞によると、小売不動産市場は第3四半期に82,908平方フィートの占有率を失い、年初来のマイナスの純吸収の合計は194,185平方フィートに「急増」、2019年の同時期の年初来の数値は、マイナス80,329平方フィートの数値の半分未満ということだから、その打撃の大きさもうかがえる。3月下旬から続く観光業の継続的な停止だけでなく、8月下旬から実施された2回目の外出禁止令により多くの小売業者の閉鎖を余儀なくされた。また11,700人の小売業の雇用が失われたと発表。

同紙では、業界の中で、レストランが最も脆弱であると指摘し、ホノルルが大都市圏の中で最も閉鎖数が多く、1,000企業あたり10.8の閉鎖であるという最近のYelpの調査を引用し、 1,000事業あたり15.5が一時的に閉鎖されているという状態だ。オアフ島には約37,000の事業があるが、約973の一時的または完全に閉鎖された事業になっていると発表。その理由は、ホノルルにやってくる訪問者の到着数が今年から今日時点で昨年と比べ69.8%減少してしまっていることだ。これにより約72,000人の雇用が失われたことによる影響と相まって、「居住者とリゾートの小売市場の両方に悪影響を及ぼし」、 2019年の同時期と比較して、2020年上半期の売上高は13億3000万ドル減という状況だ。

世界68カ国で不動産サービスを提供する業界トップクラスの不動産サービスグループのコリアーズでは、これから2020年末までに、さらに20万平方フィートのテナントが空室になり、空室率が8%近くになる可能性があると予測している。一方、島全体の平均賃貸料は、7年連続の増加の後、1平方フィートあたり4.19ドルに減少し、1.6%減少した。ワイキキを除いてアラモアナセンターを含むホノルルは、58,363平方フィートのマイナスで四半期の占有率の最大の損失を記録し、続いてリーワードオアフと呼ばれるオアフ島西部が55,156平方フィートのマイナス、ワイキキが42,438平方フィートのマイナスとコリアーズが発表。

またコリアーズは、小売業の見通しは「追加の店舗とレストランの閉鎖が年間を通じて増加すると予測されているため、依然として暗いままである」と述べた。今年いっぱいさらなる経済の悪化が予測されているホノルルだ。