EDUCATION

コロナにより大学受験、高校卒業後の進路に変化が

ハワイでは3月24日から外出制限がかかり、必要な買い物、病院、エクササイズなどのための外出以外は自宅待機になって1ヶ月。4月末までと言われていたものも5月末までそれが延長されることになったハワイ。それでも最近では新規の感染者はゼロという日も出てきており、収束を感じることもある。ただまだ日本や中国からの国際線の乗り入れは決まっていない状況。プナホウスクールでは早くも今年の6月から行われるサマースクールもオンラインでの受講が決まった。

息子の12年生のサマースクールで多くの学生がとる科目の1つは、コミュニティサービスであり、これは卒業までに必須でもある。ハワイを始めアメリカではコミュニティサービスつまり社会へのボランティアという項目が、卒業条件の必須に挙げられてくる。病院施設あるいは小さな子供達がいる保育園などへの趣き、実際に体をうごがしていたボランティアの授業が、オンラインになるということで、どうやってオンラインで授業を進めて行くのか、疑問でもある。

それだけでなく、大学受験のための統一試験であるSATや、ACTも軒並みキャンセルが相次ぎ、21年(来年)の9月入学に合わせての募集要項の中にこれらのSATなどの試験が免除になっている大学が多くなってきている。これらは点数で結果がでる、ある意味客観的な部分で判断するために必要なものであるが、これがなくなると残りはエッセイ、そして高校での成績GPAになる。更に、来年9月の入学生も授業はオンラインになる可能性が出ていて、年間500万円という高い学費を払って、キャンパスではなく、オンライン授業となることに、ではこれだけの学費を払う意味があるのかと考える親も出てきている。

「 ギャップイヤー」という、いわゆる1年大学に行かず、自分の趣味や旅行、あるいは仕事をして学費を貯めるなどに高校を卒業したら1年を充てた方がいいのではと考え始める子供や親もいて、これからの高校卒業後の進路にも新しい展開が出てきそうなハワイの教育現場である。ただ、インターンや仕事を1年するにしても、失業者が続出しているハワイで、若い高校生たちに仕事があるのかそれも疑問であり、今後の若者たちの悩みでもある。