FOOD

飲食部門を統括する「ワードビレッジ シェフ」?

全米で不動産開発を手がけているザ・ハワード・ヒューズ・コーポレーション(本社:米国・テキサス州)は、現在ハワイ州ホノルルにて開発を進めているマスタープランコミュニティ「ワードビレッジ」において、有名シェフのクリス・カジオカ氏が飲食部門ディレクターに就任したことを発表した。今後、飲食分野における深い造詣を持つシェフ・カジオカの監修のもと、住民および旅行者の方々には、より一層向上したワードビレッジでの体験が期待できる。

ザ・ハワード・ヒューズ・コーポレーション ハワイ プレジデントのサイモン・トレーシーは、次のように述べている。
「ワードビレッジは、現在ホノルルで最も人気のダイニングスポットの1つとして急速に注目を集めており、ジェイムズ・ビアード・アワード受賞シェフやミシュラン星獲得シェフたちが次々と出店しています。シェフ・カジオカの専門知識と彼が打ち出すビジョンは、進化するワードビレッジでの美食体験を新たなレベルに押し上げることでしょう。そしてまた、将来的にもその基準が一歩一歩さらに高められていくことと確信しています」

ハワイ出身のシェフ・カジオカは、今後、ファストカジュアルから高級ダイニングまでが揃うワードビレッジの多彩なフードシーンの開発を牽引していく。メニュー考案や有能な人材の採用・教育など、一貫したハイレベルなサービスと品質基準を保証すべく、ワードビレッジの全てのブランドに共通して適用されるベンチマークを策定。

シェフ・カジオカは、「私が抱く食への情熱を、生まれ変わりゆくこのホノルル都心のコミュニティと分かち合えることを楽しみにしています。すでにワードビレッジで活躍されている優れたシェフの方々やレストランと協働し、共に世界のグルメ都市に肩を並べる美食のデスティネーションを築き上げていけるこのチャンスを大変光栄に思っています」と抱負を述べている。

コンテンポラリーフレンチをシグネチャースタイルとするシェフ・カジオカの料理には、著名な調理学校カリナリー・インスティチュート・オブ・アメリカで学んだ世界最高レベルの技術と生まれ育った文化的背景への思いが反映されており、地元産の食材の素晴らしさが日本の料理文化独特の繊細さで強調されています。シェフ・カジオカは、カリナリー・インスティチュート・オブ・アメリカ卒業後、ロン・シーゲルの『ダイニングルーム・アット・ザ・リッツカールトン』、ムラッド・ラルーの『アジーザ』(サンフランシスコ)、トーマス・ケラーが手がける最高峰のレストラン『パ・セ』(ニューヨーク)を含むアメリカ各地のトップレストランで経験を積んだ。その後ホノルルに戻り、アラモアナにある『ヴィンテージ・ケーブ』の料理長に就任。2014年にシェフ・アンソニー・ラッシュと共同プロデュースしたダウンタウンにある『セニア』は、ホノルル随一のレストランの1つとして高い評価を受けている。

ザ・ハワード・ヒューズ・コーポレーション シニアヴァイス・プレジデント、コミュニティデベロップメントのトッド・アポは、「ワードビレッジは、家族や友だちが集まって一緒に食事が楽しめる場所として地元の人々に愛されています。豊かな知識と経験を持つシェフ・カジオカの指導により、さらに魅力がアップした最高の食体験を、住民そしてビジターの皆さまにお届けすることができるものと確信しています。」とコメントしている。

再開発事業が近隣地域にもたらす影響を考慮するLEED-NDのプラチナ認証を受けた全米初、そしてハワイ唯一のマスタープラン開発であるワードビレッジは、これからもサステナブルなコミュニティ開発の最前線に立ち、州内の他のどの都市開発にも勝る大規模な公共アメニティを提供してまいります。開発完成時には、個性豊かな店舗が集まる約100万平方フィートのリテールエリアと4500世帯以上の住宅で構成された複合型コミュニティとなる予定です。
今後ますます変わりゆくワードエリアに注目だ。

ワードビレッジについて

「ワードビレッジ」は、ホノルル市の中心部に広がる60エーカー(約7万3千坪)のマスタープランコミュニティで、世界の住みよい都市調査ランキングで、”アメリカで最も住みやすい街”に選ばれている。この海岸沿いのコミュニティは、オアフ島南岸のホノルル中心部をウェルネスやコネクティビティ、活気にあふれた空間にし、豊かな生活を提案している。デザイン性の高い21世紀型コミュニティであるワードビレッジには、世界を代表する建築家が手掛けた革新的なタワー・レジデンスの数々がそびえ立ち、都会的な生活と島のリゾートライフの両者の良いところを体験することができる。受賞歴のあるレストランや地元の多彩なブティックのコレクション、そしてコミュニティイベントの豊富なラインナップで、ワードビレッジはグルメ好き、ファッショニスタ、芸術愛好家、パークを訪れる人、居住者そして観光客のためのホノルルの最新トレンドスポットとして注目されている。

ワードビレッジは、ハワイで他に類を見ないような、臨場感溢れるビジネスとレクリエーション体験を提供するホリスティックライフスタイルと相まって、世界で最も人気の高いコミュニティの一つとなっている。2018年に、ワードビレッジはホノルルの中心部での未来性のあるコミュニティとしての地位を確固たるものにするために、コミュニティ・デザインプランを一新した。環境にやさしく溶け込むこのコミュニティは、未来に目を向けた開発を続けながら、史跡の遺産を尊重している。ゆったりとした歩道や、自転車専用レーン、街路樹が並ぶ遊歩道がデザインに組み込まれたワードビレッジは、LEED-NDプラチナ認証を取得した米国初のプロジェクトであり、ハワイで唯一の開発プロジェクト。