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ダウンタウンホノルルのオフィス空室率が史上最高を記録

ダウンタウンホノルルのオフィス空室率が史上最高を記録。損失を埋めるべく、土地の所有者は駐車場のレートを上げている。

  • ダウンタウンのオフィス空室率が19.4%となり、史上最高を記録。
  • 賃料は下がり気味だが、駐車場のレートは上昇。
  • オアフ島全体でもオフィス空室率は上昇。

詳細

事業用不動産会社CBREの報告によると、今年の第2四半期、ダウンタウンのオフィス空室率は史上最高の19.4%を記録した。土地の所有者は、代わりに駐車スペースを値上げする事で損失を埋めようとしている。

今期はオアフ島全体の空室率も、15.2%から15.6%とわずかに上がった。面積に換算すると54,741sqft.(約5086平方メートル)が使用されていない常態となり、そのうち43,513sqft.(約4042m平方メートル)をダウンタウンエリアが占める。ダウンタウンのオフィス数はオアフ島全体の45%を占めるため、影響は大きい。

オアフ島の平均希望賃料は1spft.(0.09平方メートル)あたり1月$2.97。ダウンタウンでは$2.85だが、テナントを集めるために賃料を下げたり、入居の際にテナントの交渉により物件改善のための費用を負担したり、不動産所有者の負担は大きくなる傾向がある。これらの損失を回収すべく、ダウンタウンの駐車場料金は大幅に上昇している。高いところでは昨年よりも8.1%上がり、1月あたり$427を徴収する場所もある。

近年のオアフのオフィス不動産に関しては、あまり大きな動きは見られないため、駐車料金の値上がりは目立った変化といえる。

一方、テナント側としては、駐車場はスタッフのためにどうしても確保したい設備の一つ。失業率が極端に低いため、駐車場を含む職場環境を整えて、人材を失うリスクをできる限り下げたいと考えている。

ホノルル鉄道の完成と、利用が広がりつつあるBiki(レンタル自転車)によって、今後通勤手段に変化が見られれば駐車場の価格は大きな問題ではなくなることもあり得るが、それはまだまだ先のことになりそうだ。

(パシフィック・ビジネス・ニュースから引用)

コメント

貸す側と借りる側のいろいろな駆け引きがあるんですね。ーユーコ

この逆境を利用してMIdPacificにBitTownが誕生すれば魅力的ですね。ーKID

BIHI
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