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ホノルルフェスティバル26回目中止発表

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ハワイは日本との結びつきが非常に強い。アメリカの一都市でありながら、日本のような雰囲気を感じるのは、アジア系が多いということ。日系、中国系、フィリピン系と言われるアジアの人種が、マジョリティ(大多数)。他の州では白人がこのマジョリティになるところが多いが、ここでは白人はマイノリティ(少数派)になる珍しい州だ。ホノルルフェスティバルの2年前には、日本人が最初にアメリカに移民としてやって来た歴史について紹介したほか、去年は日本の文化でもある歌舞伎をハワイに紹介するなど切ってもきれない関係を感じることができるハワイ。毎年3月の第1週末にはホノルルフェスティバルが参加される。ホノルルと日本の交流を深めることを目的にしたもので、20年は26回目を迎える予定だった。このフェスティバルは、ホノルルマラソン同様、多くの日本人がこのイベント参加を目的にホノルルにやってくる。

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3日間、コンベンションセンターを中心に繰り広げられ、教育交流プログラムとして現地の子供達が書道に挑戦したり、和太鼓を叩いたりと日本の文化と伝統について知ってもらう機会も作っている。数日前からホノルル入りが始まり、 最終日にはワイキキのカラカウア通りが歩行者天国となり、日本各地からやって来た人たちは、様々な国の伝統的なパフォーマンスやお祭りを披露するパレードに参加。コンベンションセンターでは、縁日のような形で子供が楽しめるゲームがあったり、またステージでは伝統芸能などを披露される。また日本の映画が無料公開され、盆ダンス、プラネタリウムなどの様々なイベントが開催される。1年前には25周年ということで、ハワイでの歌舞伎公演も話題になった。 ハワイでは、他のアメリカでもそうであるが大きな花火大会が少ない、そんな中日本の長岡からやって来て多くの花火を打ち上げることでも有名で、地元の人も楽しみにしている。

そんなホノルルフェスティバル。今年はコロナウィルスの拡大を恐れ、キャンセルが決定した。数日前には長岡花火がなくなったというニュースは聞いていたけれど、フェスティバル自体キャンセルというのは驚いた。ハワイも2名の感染者が出て、コストコやウォルマートではトイレットペーパーやハンドサニタイザーの買い占めで、物がなくなり始めている。先月まで連日5000人台の観光客が入ってきたけれど、3月に入り2500人ほどと半減、日本、韓国、中国からの観光客も多いため、第二四半期は経済が冷え込むという。後半に向けてどれだけ回復するかといったところであるが、観光都市であるためこのようなことになるとすぐ影響を受けてしまう。10年前の東大震災の時も自粛ムードで花火大会を中止していた。ここ数日ハーバード、コロンビアスタンフォードをはじめとしたアメリカの大学が一斉休校を決め、少し早めの春休みとしてハワイに戻ってくる学生も多い、学校にこないでオンラインに切り替えたよう。4月に入って通常の授業に戻れるのか、あるいは5月末で学年が終了までこのままで行くのか先が見えない状況だ。