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ミッドパシフィックインスティトゥート卒業式

ハワイの5月は、日本の桜の時期のように、町中に花が咲き溢れる時期。黄色のシャワーツリーが鮮明に咲き誇り、またプルメリアも綺麗に咲く時期でもある。車で運転していても、街の至るところで花が咲いている様子を見ることができるそんな時期でもある。また5月下旬から6月の初旬は、公立、私立学校で卒業の時期でもある。ハワイの高校の卒業式はとりわけ盛大で、家族だけでなく親戚知人を呼び、ディナーパーティをすることでも有名だ。

今回は私立校の1つミッドパシフィックインスティトゥートの卒業式に参加した。ここの学校はプナホウ、イオラニに続く進学校であり、早稲田実業高校の生徒が夏に英語を含めた研修にくる学校としても知られている。英語のESLクラスもあり、また昨今アメリカでも知られつつあるIBプログラムを導入していることでも知られている学校である。学校としてはMPIの通称で、アートや音楽などにも力を入れ、またコンピュータ関係も多くのプログラムを導入しているといった特色がある。

今回の卒業式はマノアの学校のグラウンドで開催。プナホウとイオラニの学生は、女子は白いムームーのドレス、男子はスーツなのに対し、MPIは、スクールカラーの白と緑のアカデミックドレスを身にまとい、角棒をつけて登場した。プナホウは人数が多いこともあるかもしれないけれど、MPIの卒業式には、オーナー(特進クラス)で良い成績をあげた子、IBプログラムで良い成績をあげた子について一人一人賞を受け取る前に自己紹介をするところが、イオラニやプナホウと違うところであると感じた。またそれらの学生がこの夏からどこの大学に進学するのかという紹介までされていた。多くがアメリカ本土へ進学するものの、中にはハワイ大学、また日本の早稲田大学や慶應大学、立命館大学へ行く学生もいるようだった。

小2時間の式は終了。その後、グラウンドの横に場所を移し、家族や知人から卒業を祝うレイの贈呈になる。卒業する学生の目印代わりにその学生の名前がついたプラカードを掲げられ、それらを目指して友人探しが始まる。首が見えず、顔まで埋め尽くされたレイ。それらがハワイの卒業式のワンシーンでもある。その後学生たちは夜までパーティ、その後、日を新たにしてレストランや自宅でのパーティが催される。夏の間は高校生活の最後の締めくくりとしてビーチやキャンプ、ハイキングなどをして8月からそれぞれの新天地に向け皆が旅たっていく。ハワイは今そんな時期を迎えている。

Mid-Pacific Institute

住所2445 Ka'ala Street, Honolulu, HI 96822
電話808-973-5004
ホームページMid-Pacific Institute

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