アメリカでは11月第4週木曜日が感謝祭、翌日がブラックフライデー。そこからクリスマスまでの1ヶ月間、多くの人々がホリデーギフトを購入し、ショップ側にとっては大きな収益になる月である。
日本人には馴染みが薄いこの感謝祭、アメリカではクリスマスとほぼ同じくらいに大きな意味を持ち、週後半の4日間は家族が集まり、ディナーを共にすることが多い。飛行場は混雑する上、このあたりから雪が降り出す事もあり、東海岸発のエアポートはキャンセルや遅延など大変な騒ぎになる年もある。
その点温暖なここハワイでは、雪によってフライトが遅延する心配はない。しかし11月始め頃から少しずつ気温が下がり、毎年感謝祭のあたりは夕方から夜にかけて17度から19度ほどに下がるため、長袖のシャツやカーディガンを着ている姿をよく見かける。
さて、このブラックフライデーのセールは年々スタートが早くなり、24日を待たず、23日から始まるところもある。家電製品のベストバイでは、初日に特別安い目玉商品を出す。大型テレビなどがその商品となるが、それを獲得したいがために、数日前から列を組んで待つ地元の人の様子がニュースでも取り上げられる。
他には、ワイケレ・プレミアムアウトレット、アラモアナセンター、ロイヤルハワイアンセンター、インタナショナルマーケットプレイスなどが注目の場所だ。アラモアナセンターは23日感謝祭の夕方6時から深夜まで、そして24日のブラックフライデーは朝6時から、インタナショナルマーケットプレイスは23日は10時までオープン。24日も朝10時から10時まで開く。ワードビレッジは基本23日は閉店で、24日の朝9時からオープンする。カハラモールは24日朝6時開店、ワイケレ・プレミアムアウトレットは23日の朝9時から深夜、そして24日も深夜から11時まで開くということで、かなりの混雑が予想される。
ロイヤルハワイアンセンターも23日は休まずオープンし、昨今は23日も休まず営業するショッピングモールも増えている。
人気ブランドやローカルデザイナーブティックの一部商品が通常価格の30−50%オフになるため、好きなブランドがある人はこの時ばかりと、朝早くからあるいは深夜までショッピング体制になる。
明けて月曜はサイバーマンデーと呼ばれるネット上のセールが始まり、オンラインショッピングが盛んになる日であるが、ハワイはまだまだ実際にショップに行って購入する人が多い。これからクリスマスまでの間、多くの人がホリデーギフトを求めて外出し、高速道路を始めアラモアナなどの駐車場も混み始める。外出の際はいつもより時間に余裕を持つことをお勧めする。