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ハワイ音楽の祭典、第40回目Na Hoku Hanohano Award参加レポート!

ハワイで最も歴史と権威ある音楽賞と言われている、Na Hoku Hanohano Award(ナ・ホク・ハノハノ・アワード)。600名以上のアカデミー会員が選んだ34のカテゴリーの最優秀受賞者が、5月20日にハワイコンベンションセンターで発表された。

ハワイのグラミー賞とも称されるこのアワードでは、毎年授賞式の合間に様々なジャンルのミュージシャンによるコラボレーションステージが繰り広げられる。Na Hoku Hanohano Awardでしか見ることのできないこのコラボレーション・ステージは、テレビ放映やライブストリミーミング配信もあり、ハワイアン音楽ファンにとって毎年の楽しみとなっている。

歓談する参加者

会場内の様子

アーティストによるパフォーマンス

午後3時半受付開始、午後4時45分開場、午後5時15分からディナー及び授賞式が始まった。受付周辺で多くのミュージシャンたちが集まり歓談したり、写真撮影などをする姿が見られた。この日はアロハフォーマルということで、女性は素敵なドレスを着用している人が多く、会場にはゴージャスな雰囲気が漂う。授賞式は一般席は170ドル、中央前方のプレミア席は250ドルにて前売り券を購入することができ、関係者やメディア以外に一般の方の参加も多い。日本人のフラ関係の方々も多く見受けられた。

毎年授賞式の前にはメレ・メイと呼ばれる、ハワイアンミュージックを始め、ハワイのさまざまな文化を称える祭典が開かれる。ハワイ州の各地及び日本で4月から6月の約3ヶ月間にわたり多彩なイベントが繰り広げられ、アメリカ国内はもちろん世界各国の人々がハワイを訪れ、賑わいを見せる。今年はブルーノート・ハワイやアウトリガー・リーフ・ビーチ・リゾート、ハレクラニにて、ウィリー・Kさんや、大賞を受賞したケアウホウなど毎週異なるアーティストの演奏が披露された。

ケアウホウ

マーク・ヤマナカさん(右)

カラニ・ペアさん

授賞式は約1500名を収容可能な広い宴会場にて行われた。外ではライブでラジオ放送されていることからも、注目度の高さが伺える。

最優秀アルバム賞、新人賞そして一般投票によるお気に入りのエンタテイナー賞など9つのカテゴリーにおいてケアウホウが受賞。ケアウホウはカメハメハ高校在学中にジョナ・カハヌオラ・ソラタリオさん、ニコラス・ケアリイ・ラムさん、ザッカリー・ラムさんがトリオとして演奏活動を始め、現在はハワイ大学の大学院に通いながら音楽活動を続けているという若いグループだ。

北海道出身の千代・フリンさんも最優秀インストルメンタル・アルバム賞にノミネートされていたものの、惜しくも大賞は逃した。グラミー賞も受賞したカラニ・ペアさんも最優秀アルバムでノミネートされ、素晴らしい歌声を披露した。

ジェイク・シマブクロさん

その他日本でも人気のジェイク・シマブクロさんもステージに上がり演奏するなど、この日はハワイアンたっぷりのシャワーを浴びた夜となった。
受賞者詳細などは公式サイトよりご確認ください。

BIHI
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