ハワイ州内で無料WiFiスポットの利用が可能になった。今後1000以上の設置が予定されており、これが第1弾となる。
- ハワイ住民の生活向上のため、1000以上の無料WiFiスポットが設置される。
- 現在はオアフ、マウイ、モロカイの4島で、現端末1機につき1日1時間利用可能。
設置に至った経緯
2015年12月に、通信事業者Oceanic Time Warner Cableがハワイに持つ、6つのケーブルフランチャイズをCharter Communicationsへ譲渡する(吸収合併)ことが、The state Department of Commerce and Consumer Affairs(以降DCCA)によって条件付きで承認された。承認の際にハワイ州が出した条件の一つが、1000以上の無料Wifiアクセスポイントの提供と、そのうち100を公共性の高い場所に設置すること。
DCCAは、無料Wifiによって市民が公的な健康、教育への情報やサービスへアクセスしやすくなり、ネット環境が整っていないエリアや経済的な問題でインターネットへのアクセスがない市民の助けになるとしている。
DCCAが提示した条件には、ハワイ州の低所得層へのブロードバンドサービスの提供、ハワイでのネットワーク構築のための$10,000,000の投資、1000の新しいラインの設置などが含まれる。
詳細はDCCAの公式サイトからご確認ください。
詳細
カウアイ島、マウイ島、モロカイ島、オアフ島で現在設置工事が進行中で、一部でサービスが開始された。現段階ではDCCAが場所を指定する100のスポットの内、44か所がすでに決定しており、残りはハワイ島への設置が予定されている。
州知事のDavid Y. Ige氏は本プロジェクトに関して、次のようにコメントしている。「公共のインターネット環境の重要性を考えるにあたって、まずは郊外のコミュニティにもネットサービスを拡大することを最優先とした。これによって、ハワイ住民の生活の質が向上することを期待している。」
既に設置されている主な場所はカウアイ周辺のバス停、マウイ島の会社やコミュニティが多く集まるハナやワイルク、通信サービスが充実していないモロカイのカラウパパなど。この秋にはオアフの税務局などにも設置される予定。
設置場所の詳細はこちら。
Charter Communicationsへの合併手続き完了が完了した2016年5月から始まったこのプロジェクトは、4年以内に完了する見込み。
(Department of Commerce and Consumer Affairs Hawaiiより引用)
コメント
ニュースについて、個人情報の漏洩やハッキングの不安をコメントしている住民も多いようです。観光客も使っていいのかな。ーユーコ
コミュニティ・カレッジなどの公共施設を中心に充実してもらえると有難いですね。ーKID