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ハワイでは夏休み真っ盛り!高校生はサマースクールも・・・

ハワイでは5月下旬の祝日、メモリアルデーの前後に学校の年度が終わる。これはアメリカ全土にほぼ共通しており、アメリカ本土は9月初旬頃、ハワイの公立は8月初旬まで、ハワイの私立も8月中旬頃までの長い夏休みとなる。しかし高校生となると話は変わる。

夏休みの間、アメリカの高校生はサマースクールに通う。サマースクールで卒業要件の単位を取得することができるため、通常の学期中と変わらないアカデミックな科目を取ることが多い。英語、数学、化学、社会など、科目は生徒個人の状況に合わせて選択する。

ハワイの名門校と呼ばれるプナホウスクールでも、通常の授業は5月末に終了。その後2週間ほどの短い休暇があり、6月12日から5週間、科目によっては6週間のサマースクールが始まる。サマースクールでは月曜から金曜まで朝の8時から12時まで、毎日同じ1科目を勉強する。通常の学期中は週3〜5回の授業で1年かけて学ぶところを、5、6週間のサマースクールで完結してしまう。この方法には賛否両論あるが、アメリカの高校では一般的なスタイルだ。

サマースクールが受け入れられている理由の1つに、サマースクールを活用することで、高校にいながら大学の単位を先取りすることができる点が挙げられる。アメリカの大学は授業料があまりにも高く、高校在学中に、大学の1、2年目で履修するような教養課程を終了しておきたいという考えがある。

実際に私の友人のお子さんは、高校在学中に夏休みを返上してAPクラス(Advanced Placement:高校生に大学レベルのカリキュラムとテストを提供する授業。アメリカとカナダで公式に認められている。)をたくさん取り、大学での単位に充当し、大学を4年間ではなく2年半で大学を卒業した。サマースクールにも授業料はかかるが、大学の高額な費用と比較すると、結果的に授業料を抑えることができる。

ハワイの高校生は7月20日頃までサマースクールがあり、毎日宿題もある。その後、8月中旬までが実質的な夏休みということになる。公立では8月初旬から新年度が始まるので、長い夏休みのようで、実は高校生にはそんなにのんびりする時間はないのだ。中学生まではサマースクールで単位取得ということもなく、日程通りの長い夏休みとなるので、日本やアメリカ本土に旅行する家庭も多い。

BIHI
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