今年5月、オアフ島の$4ミリオン以上の物件の売却成立数は6件で、昨年同月の3件を上回った。
- 昨年5月の$4M以上の取引物件数は3件、今年5月は6件。
- $1.5Mあたりの戸建て取引数のみ減少、同価格帯のコンド、それ以上の戸建て・コンドは全て増加。
詳細
今年5月に、$10ミリオン以上の住宅物件は3件取引があった。5月3日にカハラの「Royal Place」$17ミリオンの物件、5月29日にラニカイの「Mokulua Drive」にて$17ミリオンの物件、5月30日にカイルアのS. Kalaheo Avenueの$18.8ミリオンの物件が取引完了し、登記された。これによって合計$10ミリオン以上の戸建て住宅の取引数は、今年初めの5ヶ月間で6件となり、2017年の同時期と比較すると3倍となっている。
コンドミニアムは、今年初め以降取引が成立した10ミリオン以上の物件は2件。2月にワイエアのペントハウスが$14.5ミリオンで、「Park Lane Ala Moana」のユニットが同じく2月に$10.8ミリオンで取引された。
しかしながら、$1.5ミリオンから少し上の価格帯の戸建て取引数は、昨年5月には42件だったものが今年は33件と減少している。ハワイの不動産会社Coldwell Banker Pacific Propertiesは、市場に出ている物件数が少ないことや、開発業者によるコンドミニアムの販売(初販)に起因すると分析している。
今年5月の$1.5ミリオンから少し上のコンドミニアムの取引数は、昨年より30%上がって13件となった。昨年5月は10件で、大半は$1.5〜2ミリオンの価格帯だった。
Coldwell Banker Pacific Propertiesの報告書によると、$1.5ミリオン以上の高級コンドミニアムと戸建てで、エスクローに入っている(契約から登記までの手続き中の物件)は1年前の同時期よりも50%多く、99件の取引が進行中。昨年同時期は66件だった。
同報告書によると、$10ミリオン以上の物件はセカンドハウスとして買われる傾向が高い。また、報告書内で次のように述べている。「$10ミリオン以上の取引成立物件8件中、2件のみが地元の購入者で、その二人は新しく開発された物件を購入した。残る6件はすべて戸建てで、アジアやアメリカ本土の人によって購入された。超富裕層の個人にとってオアフが注目の的となっていることはとても喜ばしい傾向。」
コメント
価格は更に上がりそうですね。ーユーコ
やはり$1.5ミリオン以上の物件はハワイ州外からの購入が盛んですね。ーKID