本日ハワイ州知事が、医師による安楽死のための薬品処方を合法とする法案に署名した。施行は来年1月から。
- ハワイでは来年1月1日より、条件を満たした者による安楽死のための薬品の請求が可能になる。
- アメリカではこれまで6つの地域で、薬品による安楽死が合法化されている。
詳細
本法律によって、精神的に問題のないハワイの成人住民で余命6か月以内の者は、安楽死のために自己投与する薬物の処方を要求することができるようになる。法案に賛成した議員は本法律について、「残された人生をどのように生きたいのかを考えることができるよう、個人が下すことのできる選択。ただ死を選ぶということではない」と話した。
医師による薬品による安楽死補助が合法化されるまで、多くの支持者が、心神正常な個人が大きな打撃を与える病に苦しむよりも、尊厳と共に平和にその命を終わらせる選択肢があるべきだと強く主張してきた。一方で法案に反対する人々は、命は大事にされるべきで、ホスピスや緩和ケアでは鎮痛剤を使うこともできると主張していた。
ハワイは、アメリカにおいて薬品による安楽死を合法化した7番目の地域となった。カリフォルニア、コロラド、オレゴン、バーモント、ワシントン、ワシントンD.C.が既に合法化している。
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(ホノルル・スター・アドバタイザーより引用)
コメント
日本人の関心も高いニュースのようですね。ーユーコ
この制度を悪用されないように、運用開始までに厳しいルール作りが必要になると思いますが、
選択肢として個人が尊重されるという意味では今後を見守りたいですね。ーKID