ハワイ州観光局の報告書によると、10月はハワイ州の平均ホテル宿泊料が上昇し、州全体で横ばい状態の稼働率を相殺してホテルの業績が向上した。
- 平均ホテル宿泊料は昨年10月より4%上昇し、$240となった。
- 一方でホテル稼働率の上昇は0.1%にとどまり、78.6%となった。
現時点では昨年よりも好調なホテル業界
ホテルのパフォーマンスを見る指標として、Average Daily RateとRevenue per available roomがある。Average Daily RateはADRと略され、期間内の平均宿泊料を指す。Revenue per available roomはRevPARと略され、部屋が稼働しているか否かに関わらず、ホテル在庫となっている全ての部屋数で全体の売り上げを割ったもの。
今年初めから10月までのRevPARは昨年と比較して6%高い$210、ADRも4%上がって$261、稼働率は0.9%上がって80.3%となっており、全体的に昨年よりも好調。
ハワイ州観光局は次のようにコメントしている。「今年は州全体で1年を通して好調な年で、10月も堅実な月だった。様々な価格帯の旅行者を惹きつけ、特に最高級の宿泊施設への需要が高かった事が数字に反映されている。この傾向は特にオアフ島以外の島のホテルで顕著だ。オアフ以外のホテルは、部屋ごとの売り上げが前年と比較して大幅に上がっている。」
(ホノルル・スター・アドバアイザーより引用)
コメント
さすがといったところですね。これからは好立地の古いホテルが大規模リノベーションで単価を上げてくるので、全体的には価格上昇トレンドは続きそうですね。ただ5つ星、4つ星のホテルは客を食われる可能性があるので、勝ち組、負け組が鮮明になるように思います。ーBubble Age
ここから年末にかけて、ホテル業界はラストスパートですね。2017年の年間の数字が楽しみです。ーユーコ
稼働率平均80.3%は凄いですね、年末に向けてさらに率が上がりそう。
今年の夏は観光ガイド系のホームページもアクセス数が良かったみたいです。ーKID