オアフ島のワイキキの中心、ワイキキショッピングプラザの地下1階に日本食を代表する名店を全国から集め、横丁をコンセプトに取り入れた最新の飲食店街のワイキキ横丁が12月1日にオープンした。昭和のレトロな横丁をスタイリッシュに再現することで、新しいワイキキの食を提供する場所として注目されている。
ワイキキショッピングプラザはカラカウア通りのほぼ中心、免税店の隣、ロイヤルハワイアンショッピングセンターの向かいになる。ワイキキの一等地にあるこの建物の地下1階にある。コンセプトは、「アロハナオモテナシワイキキ横丁」。北は北海道から、南は九州まで、日本全国から人気と実力を備えた総勢16店舗が集結し、「横丁」ならではのにぎわいと楽しさを、スタイリッシュで洗練された空間で提供している。
「ワイキキ横丁」は オープンから 1年間で約 82万人の集客を見込んでいるという。ハワイに訪れた世界中の観光客に、日本の食を味わい、文化を体験してもらう、日本食文化のサテライトとして、世界に向けてその魅力を発信していきたいということだ。フロア全体を「のれんストリート」、「えんがわテラス」、「ラーメンロード」の3つの通りで構成され、「のれんストリート」では、京町屋をイメージし、気軽にはしごできるよう各店舗の入り口を解放している。「ラーメンロード」は、小江戸をイメージ。白壁土蔵や塗屋造りの街並みで、日本の選りすぐりのラーメンを提供している。「えんがわテラス」は、2つのゾーンを繋ぐ開放感のある吹き抜けのスポットで中庭のような空間が広がる。
のれんストリート (NOREN STREET) |
金子半之助(Kaneko Hannosuke) 静流(Sizzle) 串カツ田中(Kushikatsu Tanaka) 金魚(Kingyo) 忍人(Nin Nin) 紅屋(Beniya) マリオンクレープス(Marion Crepes) |
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えんがわテラス (ENGAWA TERRACE) |
ナナズグリーンティー(Nana’s Green Tea) POUR Lounge 七むすび(Shichimusubi) NOMU |
ラーメンロード (RAMEN ROAD) |
つじ田(Tsujita) 豚骨火山ラーメン(Tonkotsu Kazan Ramen) バリオ(Bario) 梅光軒(Baikohken) |
この3つの通りで構成されたワイキキ横丁。オープン前日には地元メディアを招待して、各店舗を紹介。和太鼓に合わせて、元気に太鼓をたたくショーや、鏡割りをするなど、まさしくここは日本。
のれんストリート
のれんストリートのお店、例えば、焼肉&お鍋のレストランの静流では、和牛をはじめとしたプレミアムな牛肉へのこだわりだけでなく、日本酒をスープで使うことで芳醇な香りを楽しむ、日本酒しゃぶしゃぶなども、メディア向けに配られていた。ランチは12ドルほどとリーズナブルな価格で焼肉を食べることができるよう配慮している。他に鉄板焼きや寿司屋、カレーやなど幅広い日本食を提供している。
えんがわテラス
「えんがわテラス」では、有機米のおむすびを提供する七むすびが注目されている。農薬に頼らないオーガニックのおむすびとして、農薬、化学肥料を一切使用しない安全なお米のみを使っている。一つ2ドル50セントから。またワイキキで初めてのウィスキーバーをオープン。他にも抹茶、緑茶を使用したドリンク・スイーツを核商品とした和カフェもあり、ヘルシー志向も手伝い、ローカルの人や観光客から人気を集めている。
ラーメンロード
最後のゾーンである「ラーメンロード」では、ピリッと辛い 大阪生まれの豚骨火山ラーメンから、北海道の旭川を代表するラーメンなど 4つの種類のラーメンやさんがオープンしている。ハワイではこの数年で数々のラーメンやさんがオープンし、地元の人たちの中にもラーメン通が誕生しているほど、ラーメン人気が定着してきている。
本当の日本の味を、ここワイキキでも。ということで、新たな日本食ファンも誕生する勢いのある横丁である。