BIHI - ハワイろぐ -

Bubble Age – Stay @ The Ritz-Carlton Residences Waikiki Beach

今日は1日ホテル篭りと決め込むと、朝の日課のジョギングも自然と距離が延びた。Fort DelussyのParkからBeachへ、そしてBoardwalkからYacht Harborを抜けてAlamoana Beach Parkに入り、Magic Islandを一周して折り返す。そんないつものルーチンとは逆に朝陽に背を向け西へ向かうと、ブルーガラスが陽に照らされ品のいいオーラを醸し出すKaka’akoのビル群を臨むビーチサイドランがお目見えだ。行きは良いよい帰りはこわい、を百も承知でギアを上げた。

セレブなコンドミニアム群に近づくと、いくつもの建設中のビルが現れた。Waikikiとは一線を画す摩天楼となる日もそう遠くはなさそうだ。住めたらいいな、いや住むことにしよう。空想と妄想が交差する。ランニングハイを意識するとAlamoana Beach Parkのウエストエンドに差し掛かった。漸く折り返しだ。

朝陽にきらめくKaka’akoのビル群

Ala Moana Beach

Magic Islandに戻る頃、明らかにペースが落ちていた。ふとビーチに目を遣ると、鋭角で差し込む朝陽を浴びた波波が、まるでスワロフスキーを鏤めたかのように優雅な煌めきを放っていた。その光景に手招きされるが如く、シューズを脱ぎ捨てAlamoana Beachに飛び込んだ。汗でコーティングされ火照った肌を、透き通ったブルーオーシャンで洗い流してひと泳ぎ、これぞハワイの醍醐味か。

ホテルに戻る頃にはすっかりウエアも乾いていた。水着に着替え、現地紙とiPhone片手にホテル自慢のインフィニティプールサイドに陣取った。昨夜の暴飲で溜め込んだカロリーも見事に解消したのか爽やかだ。時にプールで水浴びし、基本はビーチベッドで気ままに過ごす。小腹が空いたらメインダイニングからデリバリー。日常を忘れる極上のリラクゼーション、贅沢なひと時だ。

ダイニングからのデリバリー

気付けば斜陽

うとうとと転寝をしていると、サングラスの隙間から顳顬へと射し込む西陽で目が覚めた。と同時に立て続けに鳴り響くメールの着信音。目を遣ると平日朝9時過ぎの日本から、日常に引き戻される瞬間だ。一通り仕事のルーチンをこなすとお陽様は完全に鈍角に傾き、日陰がプールサイドを覆っていた。プールサイドのど定番、クラッシックマイタイを飲み干すと、インフィニティプールを後にした。

部屋のラナイから見るサンセット

夕陽の名残を惜しむ

部屋に戻り、シャワーを浴びるとビルの谷間にお陽様が沈みかかっていた。眺望自慢の広めのラナイに陣取って、昨日足を運んだWhole Foodsのワインと総菜での細やかなプライベートサンセットサパー。お籠りハワイを締めくくる至福の時を堪能した。賛否両論あるだろう。ただ日常逃避も悪くない。宜しければお試しあれ。

アメリカワインをセレクト