トロピカルカクテルのスタンダードの1つ、マイタイ発祥の店。ロマンチックなビーチフロントのカップル席。フレンドリーなバーテンダーとの会話が心地良いローカルセレブ達のネイティブな英語が飛び交うサークルカウンターのバー。でん六豆もどきでビールとの相性抜群な癖になるフリーのおつまみ、まるでその場の主であるかのように我が物顔でテーブルに降り立つハトたち… などなど数々の形容句が付加される、1度訪れれば誰もが魅了されてしまう「たかがバー、されどバー」それがマイタイバーなのだ。
おひとり様でシッポリと、出会いの場としてドキドキと、おふたり様でロマンチックに、息子と語らい、家族で和んだりと、様々なシーンで訪れた思い出の店である。
いつも決まってオーダーするのがLongboardの生とMaitai Burger。決してビジュアル的にイケてる店ではない。古めかしいし、きれいとは言い難い。メニューの数も質も特筆すべきものでもない、「たかがバー」。なぜそこまで引き付けられてしまうのでろう…
ピンクパレスに夕日が反射し、フラミンゴピンクがかったロイヤルハワイアンホテルのプライベートビーチと、サンセットに染まる空、そして悠々と佇むダイアモンドヘッドが織りなす三位一体ならぬ「三美一体」。これがマイタイバーの「されどバー」の所以か。これに何びともノックアウトされてしまうのではないだろうか。
マイタイバーに行きたいからハワイに行く… ハワイに行ったからマイタイバーに行く… どっちだろう… どっちでもいい、兎に角ハワイに行こう。