Photo by Ahi Poke
第会27回ホノルルフェスティバルが3月10日から12日にかけて開催され、無料の文化パフォーマンスや展示、カラカウア通りで行われるグランドパレード、ワイキキの夜空を彩る壮大な長岡花火など、エキサイティングなイベントが目白押しの週末となった。コロナが始まったばかりの2020年早々にホノルルフェスティバルは中止となり、ハワイではだいぶコロナも終焉に向かっていた2022年も相変わらずの中止で今年はなんと4年ぶりのホノルルフェスティバル開催となった。友人も久しぶりのホノルルフェスティバルでその準備について要領を忘れかけていたというほどの久しぶり感であったという。
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今年のテーマは「アロハでつなぐ新しい未来へ」であり、ホノルルフェスティバル財団会長のテッド・久保氏はこの文化芸術の祭典が長期的な意味で重要であることを意味していると述べている。久保氏はさらに、「ホノルルフェスティバルは、環太平洋地域から参加するグループに対し、無料の公開パフォーマンスを通じて彼らの文化、伝統、芸術、人々を紹介する素晴らしい機会を提供するもので、これは重要なことです。しかし、それ以上に重要なのは、ハワイのコミュニティグループや住民が環太平洋地域の人々と交流し、つながり、地球市民として互いを尊重し、理解し合う基盤を築くことです。」と続けている。
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ホノルルフェスティバルは、3月10日に開催される「エデュケーショナルスクールツアー」で始まった。このツアーで学生たちは環太平洋のさまざまな民族グループの文化を直接体験することができるもの。また学生たちは、ヘドロや有害なバクテリアを除去する、泥、米ぬか、糖蜜から作られた「元気玉」をアラワイ運河に投入し、持続可能性とハワイの環境をクリーンに保つことの重要性を学ぶことができる。
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3月11日、12日の両日、ハワイコンベンションセンター、アラモアナセンター、ワイキキビーチウォークでは無料一般公開で文化活動、芸術、エンターテインメントなどが催された。ハワイコンベンションセンターでは、工芸品フェアや展示、日本映画祭、お子様が楽しめる体験型文化活動やゲームを提供する「縁日コーナー」などが開催され、大人のための特別な新アトラクションとして、Sake & Food Fest(酒と食のフェス)も開催された。3月12日の午後4時30分よりワイキキで開催されたグランドパレードで、フェスティバルはそのクライマックスを迎えた。久保氏は、「パンデミック前とほぼ同じ数のグループが参加し、さらに多くの地元グループが紹介されたことを誇りに思います」と述べていた。
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フェスティバルの最後を飾るのは午後8時30分から始まる壮大な長岡花火。ワイキキビーチの夜空を彩るこの素晴らしい花火の復活に、住民、ファミリー、そして観光客の方々から大歓声が沸き上がり、大興奮ののひと時となったようだ。