オアフ島は、その地区に住んでいればその地域の学校に行くというシステムを取っている。その為、公立で人気の高い小学校に入りたいために、その地域に引っ越しをする人も多い。良いとされているのはヌアヌ、マノア、カハラからハワイカイの周辺だ。もちろんその場所に住んでいなくても、入れる方法はある。GEシステムと言って、越境入学を認めてもらうために提出する方法である。人気のある小学校ではそれなりに応募数が多いので、やはり確実にその小学校に入れたい場合は引っ越しを検討する人も多い。またはある程度収入に余裕のある人は、私立へ子供を生かせる親も多い。ハワイはアメリカ本土の中でも私立に入れる家庭が多いのも事実だ。
さて、そんな中、ハワイの地元紙スターアドバタイザーが、全国的なブルーリボン・プログラムの下で優秀なモデルとして3つの学校を発表した。それらはホクラニ、カハラ、ヌウアヌの小学校は、金曜日にナショナル ブルーリボン・スクールに指定された。ホクラニとは、マノア地区にある学校、ヌウアヌはダウンタウンに近いヌアヌ地区にある学校だ。スターアドバタイザー紙によると、連邦のブルーリボン・プログラムは、学業成績と成績格差の解消の進捗状況に基づいて、公立および私立の学校を表彰した。
「ナショナル・ブルーリボン・スクールは、全国の学校の教育と学習における卓越性のモデルです」とはキース ハヤシ教育長の弁。 「ホクラニ、カハラ、ヌウアヌがハワイの公立学校を代表しており、生徒たちが将来の成功に備えるための厳格な学習とバランスの取れた教育への強いコミットメントを持っていることを誇りに思います。」とも述べている。
ハワイでは近年物価高に悩まされており、多くの商品の値段が上がっている。そんな中私立学校の授業料も年に7、8%の割合で上昇している。教育に力を入れている親も多いホノルルではあるが、近年の物価上昇で考える親も多い中、公立の学校は授業料がないわけであるので、せめて小学校の時だけでも公立に入れたいと思う親にとって、この報道は注目に値することだろう。