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コロナ禍の中、2回目のブラックフライデーセール始まる

ブラックフライデーとは、11月の感謝祭のその次の日から始まるショッピングセールである。日本ではあまり馴染みが薄いかもしれないが、アメリカでは感謝祭は、クリスマスに次ぐ家族が集まる大きなイベントとして注目されている。11月の感謝祭と12月のクリスマスが1ヶ月ほどと近いことからなかなか両方の祝日をもらうのは難しいかもしれないけれど、それでも木曜から日曜まで4日間の連続休暇になるので、前日あるいはその翌日までお休みをとって、離れた家族に会うため、空港などは激混みの様子が伝えられるのも、アメリカの1つの風物詩でもある。
私が留学生として初めてアメリカに来たのは30年以上も前になるが、感謝祭という日は、日本のかつてのお正月のように家族と一緒に過ごすため、レストランやショッピングモールは閉店になることが多い。LAなどではその当時は空いている店を探すのに一苦労したことを覚えている。ただこのハワイは観光都市、そんな感謝祭、クリスマスなどが稼ぎ時であるから、ワイキキのレストランもみな開いている状態だ。そしてみんなのお楽しみのブラックフライデーセール。かつては、ベストバイのような家電製品屋が、超お目当て&お得商品を広告し、それ欲しさに、開店前から長蛇の列になるのが当たり前であった。しかしコロナ感染が始まってから、密になることを防ぐため、このような一斉オープンを中止するところが多く、蜜を避けるため、ブラックフライデー前に、セールを始めているところがほとんどだ。確かにコロナになる前から、アラモアナセンターのメーシーズやターゲットなどは、開店時間を年々早くしてきていたのだが、それでも感謝祭を過ぎてからというのが常識であった。ただそれが感謝祭を待たずにその前からセールを始め、少しでも売り上げに貢献したいのであろう。それは数年前から対面式のお店だけでなく、オンラインで注文する人たちも増えてきているのも現実だからだ。
昨日も感謝祭前のアラモアナセンターを歩いているとすでに、ブラックフライデーの割引きを始めているところがほとんどだった。お客さんは分散して、なるべく人混みを避けるにはいいのかもしれないが、いわゆるみんなが一気に駆け込んで、売れ筋あるいはお買い得商品目掛けてやってくるようなことは、もうないかもしれないと思う今年のブラックフライデーだ。