3月末のイースターの祝日あたりから本土から多くのアメリカ人が旅行にやってきたハワイ諸島。その後、夏の到来となるメモリアルデーのあたりからコロナ感染者数が増加傾向にあった。日本もこの夏増えたが、人口10万人で計算すると、東京より多い人数のコロナ感染者が出ているハワイ。病院数が少ないホノルルでも、東京と同じように入院できないという状況となった。そんな中、またレベルを強化し、店内の人数が75%まで入店できていた条件が50%に戻り、そして今回から、新たなプログラムがスタートした。
ハワイ州観光局のウェブサイトによると、9月13日よりオアフ島で、「セーフアクセスオアフ」プログラムが施行されるにあたり、レストランやバー、ジム、その他の施設を利用する際のワクチン接種証明書の提示、または過去48時間以内にFDA(米国食品医薬品局)より承認されている新型コロナウイルス感染症検査(分子または抗原検査)の陰性証明書とともに身分証明書の提示が義務付けされる。そこでは、海外からの渡航者のワクチン接種証明書の条件として、下記の点が挙げられる。
-FDA(米国食品医薬品局)が承認している新型コロナウイルス感染症のワクチン接種メーカーであること(ファイザー、モデルナ、またはジョンソンアンドジョンソンのいづれか)。
-最終接種日より15日経過していること。
-公的機関(自治体)が発行した海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書であること。
-英語にて接種証明が記載されていること。
-FDA(米国食品医薬品局)が承認している新型コロナウイルス感染症のワクチン接種メーカーであること(ファイザー、モデルナ、またはジョンソンアンドジョンソンのいづれか)。
-最終接種日より15日経過していること。
-公的機関(自治体)が発行した海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書であること。
-英語にて接種証明が記載されていること。
このプログラム対象となる施設は、レストラン(屋内の飲食スペースを常置しているスーパーやフードコート含む)、ジムやフィットネスセンター、ヨガ、ピラティス、バレー、ダンススタジオ、ボクシング/キックボクシングジム、フィットネス・ブートキャンプ、屋内プール等などが含まれる。接種証明がない場合は、テイクアウトで注文をすることはできるということ。詳しくは、ハワイ観光局ニュースを参照のこと。実施期間は9月13日から約60日間となるということで、年末の動きはその時のコロナ感染者数と、その時の状況で変わってくるということだ。現在多くのイベントがまた延期するような動きが進む中、12月に予定されているホノルルマラソンがどうなるか注視したいところだ。
しかしこのプログラムがスタートしそれらワクチン接種義務反対、自由を主張する抗議活動行進がワイキキで今も行われている。先日もワイキキ周辺に5千人規模の人が集まり、マスクをしないで、「フリーダム!」と言いながらデモが行われていたということ。9月には1年半続いた州からの失業保険手当も終わり、いよいよ自分の貯金を切り崩す、あるいは職替えをしたりなどの新たな努力が必要になってくるステージとなった。今後のコロナ感染者数がどうなるのか、またワクチン接種数が伸びていくのか注目のところである。
* 画像はアヒ・ポキさんの許可を得て掲載しています。