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プナホウスクール 卒業式

アメリカはメモリアルデーの3連休が始まると夏に突入。ハワイでもこの周辺が卒業シーズンとなる。公立学校は5月下旬に卒業式を終了し、プナホウ、イオラニは、6月5日が卒業式となった。
今年はワクチン接種も進んだこともあり、対面での卒業式が開催となった。振り返ってみれば今年はコロナ渦の1年。始業式はまずオンラインからの授業としてスタート、その後対面とオンラインのハイブリット式、その後21年になってからは、対面が続き、最後の学期は100%対面での授業で学校を終了た。その間、大学入学のための共通試験のSATはことごとくキャンセルになり、多くの学校がSAT不要での受験、そして皆が心待ちにしていたプナホウカーニバル、プロムもなく、卒業式を迎えた。どこまで卒業式が行われるか親としては心配であったが、学生一人に付き2名まで式に参加できると言うことで私たちも当日を迎えることができた。
卒業生は421名。中学生の6年生、7年生からは約80名ずつ増やしていき、また高校生の9年、10年生でも入ってきて最終的に400名超に。女の子は白のムームー。裏地はプナホウカラーの青地が、男の子は胸ポケットにプナホウのもう1つのカラーの黄色が入っていてオーダーメイドのスーツ。まずソーシャルディスタンスを保ちながら、1名ずつ入場していく。感謝の意を込めて2つずつのレイを片手に席につく。今までと違って3名1つのグループとし椅子が置かれ、やはりソーシャルディスタンスを保ちながら、ひとりずつ着席する。総勢1200名くらいが十分着席できるプナホウのスタジアムを使って青空の下、式が始まった。先生たちの言葉、12年生の生徒会長の言葉などがあり、フラを踊ったあとは、いよいよ一人ずつ呼ばれて卒業証書の授与が行われた。1人ずつステージに上がり、校長先生とはグータッチをできたことは、このコロナ禍が続く中では幸いであった。
終わった後も、やはり一人ずつスペースをとって、今度はスタジアムの客席側に着席し、式は2時間くらいで終了。始まった頃は熱い日差しがまだあったものの、終わる頃にはあたりはすっかり暗くなっていた。その後通常なら朝までプナホウスクール主催のパーティが行われるが、今年は深夜2時までと言うことで、バスに乗ってコンベンションセンターに移動した。その前にプナホウの敷地を車で一周ずつ回り、その両脇にはお世話になった先生やボランティアの人たちが歓声をあげてくれる中、プナホウを後にした。殆どがアメリカ本土、イギリス、カナダの大学に向かう中、今後は世界中に頑張っていくアルムナイ(卒業生)としてネットワークを構築していくことであろう。