コロナ感染で、ホノルルも1回目のロックダウンを初めて早1年。2020年4月に入り、日に20便はあったホノルル線の飛行機も全て運休状態になり、やっと8月にJALが臨時便が復活してから半年以上にわたり、JAL、ANAそしてハワイアン航空が臨時便として飛び続けている状態である。2021年の4月も毎日1便は飛んでいる感じだが、1日50名前後を彷徨っている状況。2年前は同じ時期1日に合計5000人前後が入ってきていたわけで、95%減状態となっている。ただアメリカ本土からの観光客はかなり増えているようだ。というのもロイターの情報によると、アメリカは今渡航してはいけないレベル4を世界の80%に拡大していて、ヨーロッパの多くの地域に渡航できないこともあり、多くのアメリカ人がハワイにやってきているという話を耳にする。ワイキキなどは何ヶ月も閉じていたレストランが再開をしたという話も聞くので20年よりはいいのかもしれないが、まだまだ日本からの観光客が戻ってこないと本格的な活気は戻らないであろう。
さて、ワクチン接種は、4月19日から16歳以上の人も接種可能となり、今ハワイでは半数近くの人が1回の接種を終えていると聞く。このように順調にワクチンが進んでいるホノルルから、1年ぶりに日本へ一時帰国することになった。2020年の確定申告の日時も1ヶ月伸びたこともあり、なんとかその確定申告に間に合わせて3月下旬に出発した。日本へはコロナの陰性証明がないと飛べないため、72時間前にPCR検査を受けた。出発当日高速道路で事故があり、空港に間に合うかドキドキだった。もし間に合わないとPCR検査もまたやり直し??と、それも気が気ではなかった。しかし、なんとか間に合い出国できた。ハワイの空港はアメリカ本土へ行く人もいたりで、そこそこ人は出ていた。大変だったのが羽田に着いてからである。
大変だったのが羽田に着いた後。とにかく広い羽田空港を歩かされ、空港で2回目のPCR検査。唾液検査であったが、その結果を待つ間に、多くのアプリをダウンロードさせられる。年齢の高い人は不慣れな部分もあり、その場には多くの大学生などの若い人たちがアルバイトでヘルプをしてくれていた。日本語が流暢な外国の学生もヘルプに出ている状態で、ここでのプロセスが一番時間を要した。その後やっと陰性結果が出て解放となったが、羽田を出るまでに3時間が経過していた。その後は一般交通機関を利用できない為、特別にアレンジしたハイヤーを使って東京の自宅あるいは用意した場所に移動となる。その後2週間は、自主隔離。私の場合は毎日厚生労働省からメールでのメールがあり受け取ってから3時間以内に返事をしないといけないものであった。それ以外自分が今ここにいます!というポップアップメールが来るので、それを1日1回もしくは2回やっていた。そのご漸く2週間隔離が終わり、静岡に移動することができた。
ハワイに戻る前72時間以内のPCR検査。これらはハワイ州観光局のウェブサイトの中で、公認とされている場所へ行き陰性証明を取ることが必要となる。金額は2万5千円から4万弱となっている。その陰性証明を持っていくだけでなく、厚生労働省に事前に情報を送る必要があったり、またQRコードを獲得しないと出国手続きができない。これにもやはり1時間程度は時間を取られる。その後出国手続きをして、晴れて飛行機の搭乗ゲートに進むことが出来る。
羽田空港は4月下旬、ゴールデンウィーク前であったが、ガラガラ。スケジュールを見ていても、ほとんどが運休状態、ホノルルに行く便も60名前後で、観光客の姿は見らず、殆ど仕事で往復している人、日本やハワイでどうしても用事があるひとたちが搭乗している状態であった。日本の旅行代理店の友人の話だと、今の状況で来年の春までパッケージ商品は売り出さない模様。ハワイに日本の観光客がやってくるのは、まだもうちょっと先になりそうだ。