2月の第1週金曜と土曜はプナホウカーニバル。ここハワイは遊園地がなく、移動遊園地しかない。夏にアラモアナパークで設置される遊園地、そしてプナホウスクールのこのカーニバルが、大人にも対応できる乗り物が設置されている場所として人気が高い。ただプナホウカーニバルは乗り物だけでなく、マラサダ、スムージー、ハンバーガーなどここでのレシピを使って作られたものを楽しみにやってくる多くのローカルでも賑わう。
実際このプナホウカーニバルの乗り物の利益は、これらの遊具を貸し出す業者に行くけれど、それ以外の食べ物ブース、またプナホウで考えたボウリング、射的などはプナホウスクールの利益となる。なんでもここで集まった利益が、その年の奨学金になるといいその額は1億円になるという。とにかく多くの若者、家族がこのプナホウカーニバルにやってくる。
ブースだけでなく、カフェテリア内でマラサダの材料やポルトギースープの下ごしらえをするスタッフも多い。そこではお客さんとの交渉はしなくていいから、もっぱら仕事をしながらいろいろな話をする。多くの親御たちは、当然子供は今何年生なのか?というところから始まる。ただここで働く人たちは、もう子供は7年前に卒業したとか、10年前に卒業という人もまだ手伝っているのです。プナホウ愛が強いのかな?と実感。
金曜の8時過ぎに敷地を歩くと、行き交う人の行列、行列。人気のハンバーガーを買うだけでも20分待ち。このブースの中で働く人たちは、プナホウスクールの生徒と、ボランティアの人たち。プナホウスクールでは9年生から、ブースや力仕事などのボランティアが必須となってくる。最後の学年の12年生は女子は花で作りあげたハクレイを頭にかけているので、わかりやすい。
12年生はバラエティショーといって学年最後のパフォーマンスを見せるため、ボランティアの仕事は免除される。その代わり11年生がリーダーとなってボランティアを仕切ったり、また最低でも2シフトのボランティア時間が課される。現代人でもあり、私立学校の優遇されている子どももいる中、ボランティアの時間を適当に過ごす人も入れば、必死にお手伝いする子と色々。
例年この時期ホノルルは雨が多く、プナホウカーニバルは雨の中行われるのも有名な話。しかし今年は両日とも天気がよかった。前の日は大雨でしかも気温が低く心配されたが、天気がよく夜になるとここはどこか?と思うほどの人が行き来して成功の中、終了。その次の平日2日間は学校がお休み。そしてその両日でブースの撤去、カーニバルの乗り物の撤去が続く。