昨年から建築中だった中等部以上の学生寮が完成。その様子を採用担当のディレクターであるキム・ニュエンさんと、サマースクール担当のジョン・ゴードンさんに取材した。
イオラニスクールの敷地内に寮が完成したのは2月。 現在19名の男子学生、15名の女子学生が寮で生活している。国籍は日本、中国、韓国、シンガポール、トルコ、ベトナム、アメリカ本土からはアリゾナ、カリフォルニア、ワシントン、またハワイ州ではカウアイ、マウイの学生もいる。
イオラニスクールの敷地内に寮が完成したのは2月。 現在19名の男子学生、15名の女子学生が寮で生活している。国籍は日本、中国、韓国、シンガポール、トルコ、ベトナム、アメリカ本土からはアリゾナ、カリフォルニア、ワシントン、またハワイ州ではカウアイ、マウイの学生もいる。
この学生寮の完成が少し遅れ、それまでは学校関係者の家に滞在していた学生。「始めは、初の一人暮らし、ホームシックになったり、緊張したりしていたが、半年の間に子供達の成長が見られ、自立性も養われている」とキムさんが話す。朝7時45分から3時までは学校、その後クラブや友人と過ごし夕方6時半の夕食は寮でみんなと取る。その後8時から10時までの最低2時間は寮の共同ルームで宿題をする時間と決めている。イオラニスクールの中では授業、サークル、クラブなどたくさんの選択が余儀されている。自分の現状と時間をよく理解し、優先順位を決めて行く。それがこの寮生活の中で学べる利点とキムさんは続ける。
現在寮長、部屋長さんなど全てイオラニの教師、コーチ、スタッフなどが兼任、彼らは寮のすぐ隣で生活している。週末には、アラモアナセンター、ハイキング、映画鑑賞、ゴルフ、ボウリングなどのエクスカーションを学校主体で引率してくれる。冬休み、春休みは寮自体が閉館するため、それぞれの実家に戻るか、両親がハワイにきて家族で過ごすような形となる。
寮に入ってみると、男子、女子の階に分かれていて、エレベーターも男女別々になっている。つまり男子学生は男子学生の階しか止まらないようになっている。1階に最大28名が入寮でき、4フロア、最高112名まで入れ、2名で一部屋となっている。食事は提供されるが、電子レンジがおいてあり簡単な食事を温めて食べることができる。また洗濯は自分でするようになっている。
19年のサマースクールは、現在受付中だ。Iolani Summer School
通常のアカデミックなコースもあるが、寮生活をしながら、日本、アジアの夏休みに参加しやすい、通常のサマースクールの後半にあるコースもある。例えばゴルフ、サッカー、イオラニ卒業生のコース、STEMなどがそれに当たる。
今年の夏、また19−20年の新学期に向け、この新しい寮で生活する学生も増えそうだ。