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Punahou School 夏のスケジュール

プナホウカーニバルが終了。新学期が8月にスタート。その後11月下旬の感謝祭、12月のクリスマスまで冬休みで一息。その後2月のカーニバルが終了すると、数ヶ月で学期末が終了となる。2月は、5月下旬から3ヶ月近くある夏休みの使い方について考える時期でもある。
プナホウスクール の高校生はサマースクールでも高校の通常の授業の単位取得が可能となる。通常の時期は日々のかなりの宿題が重なるため、サマースクールで4週間、毎日2時間取得することによって1年分の単位が認められるというスケジュールがハワイでは公立、私立関係なく取れる。日本では考えられないが、この1ヶ月 、物理なら物理、化学なら化学、歴史なら歴史を毎日詰め込んでいく。
10年生から11年生に上がる高校生の夏の過ごし方も色々だ。11年生の通常学級のスケジュールを少し楽にするための科目をとる生徒もいる。またハワイでは16歳から運転免許を取ることが可能なので、運転免許を取るための練習としてドライバーコースを取る人も。取得できた学生が、プナホウスクール では自分で車を運転する姿も見る。
またアメリカでは、ボランティア活動が大切で、大学受験の際にもどんなボランティアをしたか書くことが必須になっている。もちろんプナホウスクールを卒業するまでに、何単位からのボランティア活動が必須となっている。学生の中にはプナホウスクール の中で募集している例えば日本語のティーチャーアシスタントのボランティアをする人もいる。また郊外のビーチクリーンナップ、周辺の保育園の先生のアシスタント、シニアハウスでのお手伝いなど様々なボランティがある。またこの夏休みを使って、アメリカ東部や西部など自分の希望する大学への訪問やその周辺を視察する家族もいる。
プナホウスクールでは、この時期は次の年の学科選択を決める時期でもある。アメリカではAPと言われる、日本でいうところの大学の教養過程を高校生の内に取れるのであるが、最近はそれに加速がかかっている。というのもアメリカの大学の学費が高騰を続けているせいもあるだろう。高校生の間にAPを取って、それがアメリカの大学で認められれば、その分早く卒業できるというわけだ。最近は大学を3年で卒業するという話も聞くが、そういうカラクリかもしれない。残り2年を控えた10年生たちは、大学進学に向け、様々な準備をする時期でもある。