ハワイでは8月から新学期がスタートする。私立学校も少し遅れて8月下旬にはスタート。5月下旬から始まった長い夏休みが終了、いつもの生活が始まる。イオラニスクールでは、先月新たに7年から9年生のサマースクール直属担当のディレクターを採用。今後のオアフ島以外の学生の取り込みに力を入れる。現在のイオラニスクールの状況を取材した。
今年のサマースクールの学生は、キンダーから12年生まで2500人。その内300人が日本、韓国、中国などの留学生、50名ほどはニューヨーク、カリフォルニアなどのアメリカ本土からの学生が参加した。ロボテックスやコンピュータを使いながらプログラムし、金属や木を使って最終的に物を作り上げるレーザーカッターのクラス、料理クラス、キャンパスを出て遠足に出かけるクラスが人気だったということ。イオラニスクールでは、昨年から敷地内に寮建設を進めている。その理由を聞いたところ、「そもそもイオラニは1863年から1959年の間ボーディングスクール、いわゆる寮生活のある学校であった。近年イオラニの学生がもっとグローバルな人間になるように、また他の国にハワイの文化も広めたい」という理由から、寮の建設に踏み切ったと、採用担当のディレクターであるキム・ニュエンさんは話す。
当初は今年の新学期に合わせて建設が終了する予定だったが、来年1月延期の 開校となった。現在24名の外国籍の学生がイオラニで勉強を始めている。その中5名の日本人がいる。3名の9年生と2名の11年生だ。この学生は寮ができるまでの当面の間、学校関係者の家に滞在しているという。寮では、生徒の面倒を見る為16名の寮母(父)さんも揃える方向という。
「日本、韓国、中国、アメリカの本土の7年生から9年生が対象。最高112名が寮に入れる。サマープログラムでは80名ほどを考えている」という。寮は、ゼロからのスタートになるので、新9年、10年、11年生も受け入れるようになるという。
「日本、韓国、中国、アメリカの本土の7年生から9年生が対象。最高112名が寮に入れる。サマープログラムでは80名ほどを考えている」という。寮は、ゼロからのスタートになるので、新9年、10年、11年生も受け入れるようになるという。
2019年のサマープログラムはこれから詳細が決まって行くが、スケジュールは6月10日から28日までの3週間、7月1日から19日までの3週間、それと7月22日から26日の1週間と29日から8月2日の1週間、計8週間と確定 。寮生にとって、全く新しいプログラムができる予定とジョン・ゴードン氏は話す。彼は7年から9年生の寮の学生のためのサマープログラムを統括するためカナダからハワイにやってきた 。基本学科の授業は、ハワイの地元の生徒と同じであるが、寮生の学生用にSTEM、ロボテック、音楽、スポーツなどのクラスも開講する。つまり通常の3週間のサマークラスは英語や算数、STEMなどの科目などのアカデミックな授業と、遠足や寮生活などの組み合わせをしながら、英語を上達させて行くイマージョンプログラムなどもできる予定。また7月22日からの各1週間の短いサマープログラムは寮生の為の土日のプログラムも検討中だ。オンラインでのカタログができるのが19年の2月4日、一般の申し込みは6年から8年は、3月11日から、9年から12年は3月13日からということだ。寮での生活の新しい19年のプログラム、日本人だけならず注目したいところだ。
IOLANI SCHOOLの日本語プロモーションビデオは