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2018年第1四半期 ハワイのホテル料金が全米1高額

ハワイ州観光局がこのほど発表した報告によると、2018年第1四半期において、ハワイのホテル平均レートは全国1位、稼働率は全国3位となった。

  • 2018年1-3月において、ホテルの平均宿泊料は全米でハワイが最高額を記録。
  • バケーション・レンタルも伸びているが、まだホテルが強気に価格を上げられる状況。

ハワイ州の数字

2018年の第1四半期、ハワイ旅行者がホテル滞在のために支払った金額はおよそ$293。これはアメリカ全土で最高額。ホテルの稼働率は昨年より2%上昇して83%となった。これは2000年以来最高の数値で、全国3位。マイアミ・ハイアリアとオーランドだけがハワイを上回った。RevPAR(総売り上げを稼働・不稼働関わりなくすべてのホテル部屋在庫で割ったもの)は、9%上がって$243となり、これも全国最高値。

関係者のコメントは以下の通り。
「2006年の第一四半期はADRは$190だった。12年後の今年、ADRは$100以上も上がった。これは素晴らしい。2009年と2010年の大きな景気後退から脱して、大きく成長した。」

ハワイは休暇の目的地として非常に需要が高いため、Airbnbなどの会社による新しい選択肢が数字を伸ばしている状況でも、ホテルは価格を上げ続けることができる。

ホテル業界の脅威 バケーション・レンタル

これまでのところ、大部分の旅行者がホテルに滞在しているが、その他の代替手段も早いペースで成長している。2月、ハワイ滞在中に1度はホテルを滞在先として選んだ旅行者の数は、936,085人で前年よりも8%の増加している。その一方、戸建てを借りた訪問者は去年より18%増え、152,301人となった。同じ期間において、26,733人の訪問者が、一般住宅の中の1部屋を借り、2017年より27%もその数は大きくなった。

それでも、まだ多くの旅行者がホテルを好んでいる。特に初めてハワイを訪問する人、ハワイにまだ馴染みがない人はホテルを選ぶ傾向が高い。特別なシーンを祝うために訪れる訪問者は贅沢をすること(ホテルに宿泊すること)に抵抗がない。単にホテルの方が安全だと感じ、リゾート地のロケーションやアメニティに魅力を感じる人もいる。また、ロイヤリティ・ポイントを使うためにホテルをリピートする旅行者もいる。このタイプの人にとって、5-15%の宿泊価格の上昇はあまり影響がない。

旅行者に着実に浸透してきているバケーション・レンタルなどの代替宿泊施設だが、現地では議論の的だ。あまりにも多くのバケーション・レンタルが居住地にあると、近隣の環境を変えてしまうと主張する住民もいる。また、ホテル関係者は、バケーションレンタルからもホテルと同様の税金を徴収する案が成立されていないことについて失望を表明している。
「政府がバケーションレンタルに対してルールを導入し、必要な税金を支払うようにしてほしいと願っている。」
「この盛り上がりに水を差したくないが、平等な扱いを望む。」

業界は代替宿泊施設を取り巻く状況の行方を見守っている。バケーション・レンタルなどは閑散期にはホテルに対してマイナスの影響を持つ傾向があるためだ。また、ハワイ州の第一四半期の数字は期待を超えたものの、4月は勢いが弱まると予測している。
「良いことばかりではない。日本の市場が少し弱くなってきている。これが全体的なものではなく、日本という一番の経済の要が良い方向へ向くことを願っている」

(ホノルル・スター・アドバタイザーより引用)

コメント

4月は日本では新生活が始まる時期ですから、ハワイ旅行に行く人はあまりいかったのかもしれませんね。でも5月初旬にはドッと増えるから多分大丈夫と言ってあげたい。ーユーコ

83%のホテル稼働率は圧巻ですね。
観光客の場合は、トラブルなく、安心でより良いサービスを受けるためにホテルを選択するケースが多いのかもしれませんね。
ーKID