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Punahou School – サマースクール募集開始直前取材!

広い敷地、多彩なプログラム、また立地条件からも人気が高いプナホウのサマースクール。応募開始を前に、サマースクールを統括するディレクターのトッド・ホイ・チャオ氏に取材した。

受付日程

プナホウのサマースクールは例年、まず在校生からの申し込みを受け付ける。今年の在校生受付開始は2月20日。在校生の申し込み終了後、3月5日からハワイの他校生、本土や国外からの生徒の募集が始まる

5歳〜8年生対象の約150のコースは、すべてプナホウ生、他校生ともに応募可能。普段の授業で扱わない題材や、体験型のコースも多い。9〜12年生はいわゆる高校部であり、サマースクールはプナホウの生徒のみが参加可能。通常の授業の一環として単位を取得できるアカデミックな授業を取る生徒がほとんど。サマースクール参加は必須ではないが、8月から5月末までの通常の授業を少しでも楽にするため、サマースクールで1科目を終わらせてしまおうと考える生徒が多い。プナホウの高校の宿題の多さは、ハワイの公立学校の比ではないからだ。

他校や海外からも

サマースクールに参加する生徒の約半分がプナホウの在校生、残り半分がハワイの他校生や留学生。留学生は全体の2割から2割強を占める。数年前までは日本人が一番多かったが、最近は韓国からの学生が一番多く、次に中国からの学生という順になっている。ハワイの他校からプナホウのサマースクールを受講する生徒は、将来的にプナホウへの入学・転入を希望していることが多い。

人気のコース

昨今の人気は「STEM」と呼ばれるサイエンス、テクノロジー、エンジニア、マス(算数)関連の科目。コンピュータのコーディングやロボティクスなどもそこに含まれる。

歴史のある校舎

国外からの生徒に人気が高いクラスは、ハワイの気候を利用して楽しむスポーツや、遠足などの課外活動がある「アウトドア・オアフ」、「マヌカ・エクスペリエンス」など。ハナウマ湾を訪れたり、ハイキングをしたり、英語を学びながらハワイの自然を体験できる。その他料理クラス、裁縫クラスなども、体験型の英語学習として申し込みが多い。

料金

「プナホウは4、6、7、9年生で新たな学生を受け入れる。サマースクールの科目は、多くの私立学校とほとんど同じ。プナホウスクールの良さはやはり敷地の広さ、施設・設備の質の高さでしょうか」とチャオ氏。料金は、1日約2時間のクラスが5週間で500ドル前後。2クラス取ると10万円を超える。共働きの家庭では、1日子どもを学校に預けておくために午後も別のクラスを取る。それが約800ドルの追加となり、終日プナホウに預ける場合、授業料は5週間で約20万円となる。

毎年加わる新しいコース

プナホウのサマースクールでは、毎年新しい科目を導入する事にも力を入れている。今年は7、8年生を対象にした「アニメ、漫画、日本の文化」という新しいコースが設置された。「漫画をトレースしたり、描いたりするほか、デジタルを使うことも」とコースの内容を教えてくれた。他にも自分のオリジナルのドレスを作るコースや、ジュエリーを作るコースもある。

高校部を除いて幼稚園部から7年生までのクラスでは、約半数がプナホウの教師、残りはハワイの他の私立や公立の教師が教える。だが、ここ数年プナホウの教師が教える割合が少しずつ増えているという。教師の離職率は他の職業より高い傾向があるが、プナホウの離職率は極端に低く、何年も継続して教える教師が多いことが一因だ。サマースクールでプナホウのクオリティを体験したい生徒にとって朗報だろう。

教育理念

サマースクールのディレクター、チャオ氏

「プナホウでは、人生において長く勉強する姿勢を養うための礎になるような授業を組んでいる。クリティカルシンキング(批判的思考)、グローバルな考え方、市民との関連性を身につけ、地域に貢献することが学校の理念。プナホウの学生にはリスクを取り、常に新しいことをチャレンジする、失敗を恐れない力を持ちながら、楽しく勉強してほしいと考えている」と続ける。

今年ももうじきサマースクールの募集が始まる。普段は公立学校に通う生徒も、夏は私立の授業を体験してみたい、あるいは将来入りたい学校を体験したいと、毎年多くの申し込みがある。今年も例年に違わず応募が殺到しそうだ。

お問い合わせ

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