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「Waiea」の開発業者 保険会社7社を起訴

カカアコ、Ward Villageのコンドミニアムタワー「Waiea (ワイエア)」の開発業者Howard Hughes Corporationは、昨年のタワー完成前に発生した広範囲に及ぶ建物の水害に対する損害賠償の扱いをめぐって、7つの保険会社を訴えた。

  • 「Waiea」の開発業者が建物の水害に対する損害賠償の扱いをめぐって保険会社を起訴。
  • 争点は、原因となった雨が「台風」か台風に満たない「暴風雨」か。

訴えの内容

Howard Hughes Corp.は、保険会社は雨による$150万以上の損害の補償を避けようとした、と主張している。一方で保険会社は、雨は熱帯暴風雨(台風)によるものであったため、控除免責条項が適用されると反論している。

訴えによると、タワーオープンの5か月前、2016年7月24日の夜にwaieaに雨が降り、雨は屋根の排水溝を溢れ、水が建物に浸透した。開発業者は保険金の支払いを請求したが、損害査定人は損害は台風ダービーによるものであるから、契約した保険の内容に従って控除が適用されるとした。届け出によると、台風による損害は開発業者の保険証券の保証の範囲内だが、不動産価値の2%の控除が含まれ、本件の場合$490万の控除となる。大型の台風による損害は広範囲で高額になることが多く、高額な控除が設定されているためだ。「Waiea」にかけられた保険はまた、水害による損失に対して$100,000の控除、降雨による損失に対して$250,000の控除が含まれている。

よって損害の元となった雨が台風かそれ以外かで控除の額が大幅に変わる
台風の定義の1つは最大風速が風速34ノット(39マイル/時)を超える事であるが、Howard Hughes Corp.は損失が発生した24日、Waiea付近では39マイル/時の風はなかったと主張している。
しかし、2016年11月のNational Oceanic and Atmospheric Administrationはダービーの風速は、7月24日は全日、その後7月25日の午前6時まで風速35ノットであり、25日の正午に30ノットまで落ち着き、熱帯低気圧となったと記録している。

開発業者が起訴した保険会社

Ace Insurance Co.(ペニンシルバニア州)
Allianz Global Risks(イリノイ州)
North American Elite Insurance Co.(デラウェア州)
Princeton Excess and Surplus Lines(デラウェア州)
Ironshore Specialty Insurance(アリゾナ州)
Starr Surplus Lines Insurance Co.(イリノイ州)
Lloyd’s(ロンドン)と提携している保険業社

「Waiea」をめぐる他の訴訟問題

今年11月21日Howard Hughes Corp.は、標準以下の仕事を行い、締め切り間に合わず、予算を超えたとして、「Waiea」の総合請負業者であるNordic PCL Constructionを$7500万以上の損害で訴えた。
対応してNNordic PCL Constructionは12月1日、Howard Hughes Corp.を相手取って訴訟を起こし、予算と締め切り超過の責任は開発業者にあり、すべてのユニットは平均$360万で売却されたにもかかわらずHoward Hughes Corp.はNordic PCL Constructionに$3970万の支払いを拒んだと主張している。

その他、2つの下請け業者、Critchfield Pacific Inc.とBEK Inc.も仕事の報酬が支払われていないとしてHoward Hughes Corp.を訴えている。

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コメント

訴えの内容にちょっと無理があるような気もしますが・・・。ーユーコ

金額の差が大きいだけにHoward Hughes Corp.としては主張しているの思うのですが、当時の周辺の天候状況を見ても、少し無理があるような気がします。 ーKID