タイムシェア業界団体の見積りによると、2016年にタイムシェア業界がハワイ州に与えた経済効果は約$5.3億に上った。
- タイムシェア運営者は昨年約10,000の雇用を創出
- タイムシェア業界による昨年のハワイでの総合経済効果は約$5.3億
- タイムシェアは利用者と提供側の双方にメリットがあり、今後も伸びる見込み
ハワイのタイムシェアに関する数字
数字 | 内容 |
---|---|
95棟、15,356室 | ハワイのタイムシェアのユニット数 |
4,124世帯 | ハワイ州内にタイムシェアを所有しているハワイの世帯数 |
25,683世帯 | ハワイ州外も含めてタイムシェアを所有しているハワイの世帯数 |
10,000 | 2016年にタイムシェア業界によって創出された雇用数 |
$5.3億 | 2016年にタイムシェア業界によるハワイでの総合経済効果 |
$1億7100万 | 2016年にタイムシェア運営者が運営する不動産に費やした額 |
$1億9400万 | 2016年にタイムシェア運営者による国と州への納税額 |
$1.3億 | 2016年のタイムシェア利用者が宿泊費用以外で消費した額 |
$1,197 | 2016年のタイムシェア滞在者の1日あたりの平均消費額 |
$1億1200万 | 2016年にタイムシェアの運営者が新しい不動産の建築に費やした額 |
$5700万 | 2016年にタイムシェアの運営者がリノベーションに費やした額 |
創出された10,000の職のうち、約8,115がリゾート運営に関わるものであり、1,836がセールス&マーケティング、52がコーポレートポジション。
ホテルの支払いがないため、タイムシェアの滞在者は宿泊費以外の消費金額が大きい傾向が見られる。消費の内容は航空費用が主だが、食事、衣類、エンターテイメント、レンタカー、日用品なども含まれる。
ハワイのタイムシェア業界
通常、年間利利用の内最低1週間から販売するタイムシェアは、新しいホテルを開発するよりも、開発業者はより早く投資へのリターンを得られる。更に、タイムシェアではユニットの所有者が管理費と不動産のアップグレードのための費用を支払い、かつ運営側は埋まっていない部屋をホテルのように貸し出して収入を得ることができる。こういった理由から開発業者はタイムシェアの開発に前向きだ。
今年前半にはHilton Hawaiian Villageによる新しいタイムシェア、Grand Islanderがワイキキにオープンした。既存のホテルをタイムシェアに変更することも含めて、新しいタイムシェアの開発プロジェクトは今後も続くと思われる。
また、利用者数においても、2003年にはハワイ訪問者の内タイムシェア利用者は約8%であったが、2008年には10%、昨年は13%と少しずつ上昇を続けている。
(ホノルル・スター・アドバタイザーより引用)
コメント
タイムシェアといえばHiltonで、ハワイのショッピングセンターやデューティーフリー、日本のHiltonホテル内でブースを設けて盛んに勧誘しているイメージで、ジリ損なイメージでしたが、8人に1人は利用しているとは意外や意外、侮れませんね。ーBubble Age
日本人の不動産購入者にはタイムシェアよりもコンドミニアムの人気が高いように感じますが、利用者や開発業者の視点では色々なメリットがあるんですね。ーユーコ
昨年のハワイ訪問者の13%がタイムシェアを利用。日本国内の所有数・渡航割合も気になりますね。ーKID