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日本とはちょっと違う!Punahou Schoolのユニークなカリキュラム

プナホウのカリキュラムはまるで大学

ハワイでは小学校が幼稚園から5年までの6年、中学が3年、高校が4年で18歳で卒業する。6月が卒業なので、誕生月が9月から12月くらいの学生は17歳で卒業という人もいる。進学校のプナホウスクールでは、新学期が8月下旬からスタート。

通常の学校では、高校も他の小学校や中学校と同様に時間割が組まれ、ほぼ皆同様の科目を受講することになるが、プナホウスクールは大学のようなカリキュラムを取る。プナホウスクールでは4年後の大学に焦点を当て、自分が何を勉強したいのかを基本に考え、それに沿ってカリキュラムを組む。それぞれの生徒が自分に必要な授業を取捨選択するため、日中に空コマができることも多い。

変則的なスケジュール

空き時間に自習する生徒

朝7時半から3時半までが授業時間となっているが、8時半からスタートする日もあれば、9時半スタートもある。お昼間の12時や12時半からスタートする時間割もあるため、昼食は科目と科目の間の10分ほどで済ませないとならないスケジュールもある。下手をすれば午後2時半まで食べられない場合。一方で、授業と授業の間が変に空いてしまって2時間フリーということもある。その時間を遊んで過ごすか、図書館やキャンパスのスペースを使って宿題などにあてるかは本人次第。

サマースクールもそれぞれ

高校初年度である9年生の必須科目は、生物、社会、算数に英語となっており、それに加えてアートや音楽などを1学期に2科目まで取れる。6月から7月のサマースクールも、それまでとは異なり、通常の成績に加味されるアカデミックな授業となる。

例えば9年生で選抜の数学を取り、10年生からはさらに高度な数学を取ったり、化学や生物などをサマースクールで取り、通常の学期では他の科目を取るということも可能だ。またコンピュータサイエンスや、中国語、スペイン語などの外国語など自分の興味のある科目をとる学生もいる。

高校は大学の準備期間という考え

更に、アカデミックな授業だけでなく、カメラ撮影、ガラス陶器の作成、フリスビーのクラスなどもあり、日々の宿題の量を見据えながら、どれだけ趣味のクラスをとるのか本人の力量で決めるようになっている。その後行く大学で急な変化にも対応できるように、4年間で自己時間管理をマスターしていくのが大きな狙いだ。高校生活の間に自分の興味のある分野を探すことと、日中に空いた時間をどのように有意義に過ごすのかの訓練も合わさっている。卒業後7割近くの学生がハワイを離れ、アメリカ本土、カナダ、日本、イギリスの大学へ移るための最後の調整をこの高校生の4年間で終結させるのが目的だ。