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放課後プログラムを通して 楽しく医療について学ぶ

ハワイ州の20以上の公立、私立、チャータースクールで、Little Medical Schoolと呼ばれる4〜12歳対象の放課後プログラムが提供され、子供たちが遊びを通して医学について学んでいる。

  • Little Medical Schoolには獣医学、医学、看護学、薬学のカテゴリーがある
  • 子供たちは実際に医療分野に携わるインストラクターの指導のもと、遊びを通して学ぶ
  • ハワイ州の20以上の学校でプログラムを提供している

Little Medical Schoolとは

2011年に内科医で3児の母親であるドクターMary Masonが、小学生がヘルスケアのキャリアに触れるプログラムが少ないことを危惧して設立した、ミズーリ州セントルイスに拠点を置く教育プログラム。科学、薬、健康の重要さを子供たちに教えるSTEM教育(科学、テクノロジー、工学、数学に関する教育の総称)であり、4〜12歳を対象とする。
医学、看護学、薬学、獣医学、薬学のプログラムがあり、どのプログラムでも実際の現場で使用されるのツールを用いたロールプレイを通し、身体の仕組みや器具の扱い方などを学ぶ。プログラムによっては手術前の手指の消毒、縫合、緊急手当など具体的な内容も含まれる。
アメリカ国外にも展開しているが、現在のところ日本でプログラムを実施している教育機関はない。

ハワイでの展開

ハワイにLittle Medical Schoolをフランチャイズ展開したのは、8歳と9歳の息子を持つオアフ在住の女性。プログラムは学校のスケジュールによって10〜14週にわたり、週1回、45分〜1時間のクラス。参加費用は1回のクラス$15-20で、学校によって異なる。ワイキキ・エレメンタリー、ヴォヤジャー・チャータースクール、イオラニ・スクールなどで開催されている。
Little Veterinarian School(小さな獣医学校)は、いくつかあるプログラムの中で最も人気のあるプログラム。子供たちは小さな獣医として白衣を着て、実際の聴診器を用い、患者として与えられた犬のぬいぐるみを頭から尻尾まで検査をし、観察記録をつけ、レントゲン写真を分析する。
詳細はLittle Medical School Oahuをご確認ください。

(ホノルル・スター・アドバタイザーより引用)

コメント

大部分の先進国が長寿・高齢社会に加速度的に移行していく中、例えシンギュラリティが到来しようとも、医療分野は市場、需要とも益々大きくなるでしょうから、子供たちが早くから医療の本質を学び、興味を抱いて成長していく機会は大賛成ですね。ーBubble Age

今後サマープログラムの開催もあるようですので、日本からの参加もできるようになるかもしれませんね。ーユーコ

ハワイではペットを単なる愛玩動物ではなく、共生する家族として接している方が多いと感じます。
“生”の教育として子供の頃から獣医などを体験できるのはとても素晴らしいと思います。 ーKID