8月のオアフのコンドミニアムのセールスは先月と比較して20％上昇し、575件となった。
- 2006年以来11年ぶりの取引数で、575件。
- セールス中央値は$419,000。
分析
コンドミニアムは通常一軒家よりも価格が低く需要が高いが、今年の8月までの通算取引数は昨年同時期と比較しても多い。市場に出ている物件数は多くない中、11年振りのコンドミニアム売買数の多さは注目に値する。今年8月は1,918件のコンドミニアムが市場に出ており、直近2年間では最も在庫が多い月であったが、ほぼ同様の取引数を記録した2006年8月は2,707件もの在庫があった。
ハイペースなコンドミニアム売買は、昨年完成した新しいコンドミニアム群がリセール市場に出回っている事にも支えられている。The Collection、Symphony Honolulu、Waiea、400 Keaweなどが昨年完成し、おおよそ1,100ユニットが市場に追加された事になる。
University of Hawaii Economic Research Organizationは、少ない在庫数、低い失業率、記録的な観光客数、低金利など多くの要因を踏まえて、今年とさらに数年はオアフの不動産価格は上昇すると見込んでいる。
一軒家の市場状況
オアフの一軒家の8月の売買件数は、昨年8月の344件から5％上昇して362件となった。中央値は$747,500から5%上がって$786,250。ちなみに最高記録は今年6月の$795,000。今年1月から8月まで通しての売買中央値は$730,000から3.7%上がって、$757,000となった。一軒家の物件数はコンドミニアムと比較して増加が緩やかなため、市場もあまり変化していない。
（ホノルル・スター・アドバタイザーより引用）
コメント
去年から高級コンドミニアムの建設ラッシュですね。カカアコや負けじとワイキキでも新しいコンドミニアムの建設計画も目白押しで、ハワイの不動産市場は新たな成長期に入りましたね。日本からの投資熱も盛り上がるのでは？ーBubble Age
ハワイ不動産をお持ちの方は、まだしばらく安心そうですね。ーユーコ
コンドミニアムの取引額が中央値を上げながら活況という事は、The Collectionなどの新しいコンドミニアムのリセール動向に注目ですね。ーKID