ホノルル鉄道計画、資金について暫定的な合意に到達

関係者によると、ハワイ州上院・下院は州全体ホテル税（Transient Accomodation Tax：TAT）を増税し、オアフ島でのハワイ州一般消費税（General Excise Tax：GET）の割増を3〜4年延長することで、鉄道計画の資金を補うことに暫定的に合意したようだ。

• ホテル税を10年以上TATを1％増税して10.25%とする。
• オアフのGETは2027年まで0.5%の割増が確定しているが、更に数年延長する。
• 現在州はGETの10%を手数料として管理しているが、大幅に下げ、余剰分を鉄道資金に充てる。
• 上記3点を含む新しい資金プランは、来週の州議会の特別審議にかけられる。

2014年に$52.6億とされた予算は上方修正を続け、現在は$100億とされている。

現時点では$68億の予算があり、約$30億が不足している。GETの割増によって年間$3億が生み出され、鉄道建設コストのほとんどを賄っている。また、$68億の予算にはFederal Transit Administration（FTA）からの支援金$15.5億の全額が含まれているが、現時点ではまだ一部の受け取りにとどまっており、残り$7.44億はFTAによって保留されている状況。
9月15日までに包括的かつ実現可能な資金計画を提出できない場合、支援金の打ち切り、さらには既に受領した支援金の返還請求をされる可能性もある。

確保されている予算$68億は、ミドル・ストリートまでの建設にかかると言われている費用とほぼ同額。返還を要求される可能性を考慮すると、ホノルル市だけではアラモアナ・センターはおろか、ミドル・ストリートまでの建設すら厳しい状況だ。
鉄道をミドル・ストリートまでで終わらせるという折衷案は、昨年FTAによって拒否されている。

（ホノルル・スター・アドバタイザーより引用）

古今東西存在する予算の跳ね上がりで鉄道の資金難は聞いていましたが、かなり深刻且つお尻に火がついているみたいですね。連邦運輸局からの補助金カットには注視ですね。アメリカの役所は情け容赦なく予算カットしてしまうので・・・　
それにしても圧倒的なホテル稼働率を誇るホノルルとはいえ、ホテル税UPは取り易いところから取る的発想で如何なものかと思ってしまいますね。民泊でのホテル税徴収を徹底するのが先決な気がします。ーBubble Age

オアフの宿泊施設を利用したら、宿泊料＋約15％（GET4.712%、TAT10.25）がかかるということですよね。まだ確定ではないとはいえ、このまま決まってしまいそうな予感。ーユーコ

確保されている予算で、ミドル・ストリートまでしか建設できないとすると、アラモアナまでの建設では、予想の$100億をさらに超えそうな感じもしますね。ーKID