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The Kahala Hotel & Resortがビーチの地役権を申請するも取り下げ

The Kahala Hotel & Resortは、商業的利用のためにホテル前のビーチの非独占的な地役権のリクエストを州に提出していたが、コミュニティの反対を受けて取り下げた。

  • 4月23日、The Kahala Hotel & Resortの日本人オーナー、Resorttrust Hawaii LLCが環境アセスメントのドラフトを提出。
  • 地役権が認められたら、ホテルのアウトドア・ウェデイングの拡大に土地を利用する計画だった。
  • 計画はコミュニティには受け入れらず、リクエストを取り下げた。

The Kahala Hotel & Resort総支配人のコメント

「コミュニティから受け取ったコメントと懸念への尊敬と感謝から」今回のリクエストは取り下げたとのこと。ホテルは今後も「引き続き対話を続けたい」意向で、毎月のミーティングでは定期的な報告をしたいと話した。
「The Kahala Hotel & Resortはコミュニティとの関係を大切にし、コミュニティからの意見を促し、受け入れる効率的な方法を築くことに尽力する」とも述べている。

今後計画を改善して再提出する予定か、との問いには答えていない。

計画の概要

The Kahala Hotel & Resortは当初、$900,000を投資して、借地と州の土地を含む2.65エーカー(約3,250坪)の区画を改善する予定だった。その見返りとして、ホテルのアウトドア・ウエディングを州が所有する3つの区画に拡大し、トーチ・ライティングのセレモニーとアウトリガー・カヌーに十分な土地を確保したい意向だった。

公的なビーチの地役権承認はハワイでは非常に難しい。今回も前例を作ることは危険だとの批判が大きかった。

(ホノルル・スター・アドバタイザーより引用)

コメント

ハワイホテル事業=ウェディングの強化を常套手段とする日本資本の典型的な提案といったところですね。ただ、空気を読んで早期撤回したのは良かったと思います。素朴で静かなビーチがカハラホテルの最大の魅力の1つですからね。ーBubble Age

ハワイの自然環境は経済的にも精神的にも大きな財産ですから、保護する姿勢や住民の方々の意識もとても高いですよね。ーユーコ

カハラビーチの近辺は、近隣に住む人の散歩道・憩いの場になっているので、商業的利用のための開発にコミュニティが理解を示すには、長い時間がかかるかもしれませんね。ーKID