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ハワイ不動産 – 日本人購入者の動向 & 人気エリアのマーケット情報

ハワイ州の不動産権利保障会社「Title Guaranty」より、2016年と2017年のハワイ州の不動産取引の比較データが公表されました。「Title Guaranty」は不動産登記手続きを中立な立場でサポートする役割を担っており、ハワイで最も古く規模も最大の企業です。今回は公表されたデータの中から、日本人購入者の動向と人気エリアのマーケット情報をご紹介します。

オアフ島 – 海外居住者の購入物件数&総額

2016年のオアフ島全体の物件売買のうち、購入者が海外居住者であった契約の数と総額をまとめたものが表1です。件数が同位の場合、総額で順位をつけています。
日本人の購入者はきっと多いだろう・・・という淡い予想をはるかに超える数字ではないでしょうか。10位以下も続きますが、便宜上10位までの合計を母数とすると、件数、総額ともに日本人が全体の約8割を占めます。他にランクインした国も日本と同様に物理的に近い、またはハワイに移民が多く心理的に近い国が多いですね。
ただ、これはオアフ島に限った数字である事をご承知おきください。例えばオアフ島では2位のカナダですが、マウイ島では圧倒的な購入数です。

順位 件数 総額
1 日本 562 $723.4M
2 カナダ 32 $18.4M
3 中国 29 $39.0M
4 香港 21 $32.5M
5 シンガポール 11 $22.6M
6 韓国 11 $18.9M
7 オーストラリア 7 $17.4M
8 台湾 6 $7.9M
9 グアム 6 $4.6M
10 フィリピン 3 $2.3M

表1

日本人に人気の地域
順位 地域 件数 総額
1 ホノルル 513 $695.8M
2 ウィンドワード 25 $17.5M
3 セントラル 20 $7.6M

表2

日本人購入者は、どの地域の物件を主に購入しているのでしょうか。表2は日本居住者が物件を購入している地域トップ3です。表1よりオアフ全体で562件、その内ホノルルだけで513件ですから、ホノルルが9割という事ですね。やはり利便性と、投資物件の場合稼働率の高さが魅力なのでしょうか。

ここからはオアフ島の人気エリア、ワイキキ、アラモアナ-カカアコ、ワイアラエ-カハラのマーケット情報を見ていきましょう。

ワイキキのコンドミニアム

2017年と2016年の6月の状況を比較したものが、下の表3です。
売出物件数全体は減少した一方、月の新規売出物件数は増加しました。売却物件数は約20%の減少ですが、売却までの日数が短くなり、売出価格に対する成約価格の割合も昨年より良くなっている事から、特定の物件やユニットタイプなどに人気が集中しがちなのかもしれません。買い手は日数をかけて他の希望者に取られてしまう事を恐れて、値下げを交渉することなく、言い値で成約するケースが多いことも考えられます。
ただ目立って大きな変化はなく、衰えない人気のもと安定した市場を保っていると言えるでしょう。

2017年6月 2016年6月 前年対比
新規売出物件数 143 129 11%
売却物件数 98 119 -18%
中間価格 $393,000 $359,000 9%
成約価格/売出価格 98.9% 97.2% 2%
売却までの中間期間 30 34 -12%
売出物件数 510 554 -8%

表3

アラモアナ-カカアコのコンドミニアム

カカアコといえばWard Villageにて大掛かりな再活性化が進んでいますね。その影響もあるのでしょうか、新規物件数は30%も増えています。しかしながら、中間価格は今年の方が低いようです。これはWard Village内で最も高い価格帯のWaieaが、昨年完成だった事が影響しているのかもしれませんね。
ただ、売却物件数は10%以上上昇、売出価格に対する成約価格の割合は100%と、需要の高まりを容易に読み取る事ができます。また、驚きなのは売却までの期間がたったの10日間ということ。「ハワイの物件は立ち止まって考えたら間に合わない。走りながら考えなきゃ。」というハワイのリアルターさんの言葉が思い出されます。

2017年6月 2016年6月 前年対比
新規売出物件数 85 65 31%
売却物件数 53 47 13%
中間価格 $565,000 $680,000 -17%
成約価格/売出価格 100% 98.7% 1%
売却までの中間期間 10 56 -82%
売出物件数 268 243 10%

表4

ワイアラエ-カハラのコンドミニアム&一軒家

オアフ島の高級住宅地といえばカハラですよね。コンドミニアムの売買よりも一軒家の売買が主ですので、一軒家のマーケット情報も合わせてご覧ください。
コンドミニアムについては総数が少なく状況を読みとる事が難しいですが、売出価格に対する成約価格の割合が102.6%という点は特筆に値します。多数の購入希望者が競った結果、売り手が提示した額よりも高い額で契約が成立する、という状況でしょうか。売却までの期間の短縮や中間価格が上昇している状況からも、カハラのコンドミニアムの人気よく分かります。
一軒家については売出物件数、中間価格ともに下がっており、少し低調なようです。売却までの期間が倍近くになっており、購入者が慎重になっている様子が伺えます。

コンドミニアム
2017年6月
コンドミニアム
2016年6月
コンドミニアム
前年対比
一軒家
2017年6月
一軒家
2016年6月
一軒家
前年対比
新規売出物件数 5 8 -38% 21 23 -9%
売却物件数 7 6 17% 18 15 20%
中間価格 $590,000 $525,053 12% $1,737,500 $1,970,000 -12%
成約価格/売出価格 102.6% 92.1% 11% 95% 93.8% 1%
売却までの中間期間 20 69 -71% 72 36 57%
売出物件数 23 19 21% 75 93 -19%

表5