ハワイで人気のオプショナルツアーとして、必ず上位に入るスターオブホノルルのクルーズ。ワイキキから約20分のアロハタワーにて、毎日午後5時少し前に乗船が開始される。
船内に入るとテーブル席へ案内される。出航までの時間の楽しみ方はそれぞれ。デッキ側に用意されているアペタイザーのバーでフルーツやチーズなどを取り、席で歓談したり、アロハタワーから見える景色を写真に納めたり。
6時少し前にいよいよ船が出発。安定した滑りでみるみる沖へと進む。ダウンタウンの街並みの後、ワイキキのホテル群が見え始める。
料理はサラダから始まるコース。ロブスターが丸々１尾サーブされて驚くが、ウエィターが親切に殻をむいてくれるのでご安心を。メインはテンダーロイン・ステーキ。お肉は柔らかく、サイドの2種類のマッシュポテトもなかなか美味しい。
日が落ちてくると、ワイキキのホテル群がうす闇に包まれ、部屋の明かりやネオンがきらめく。反対側のデッキでは大海原に沈んでいく夕日が美しく、サンセットの瞬間をカメラに収めようと多くの観光客がデッキに向かう。ある程度写真撮影が落ち着くと、席に戻り料理の続きを。最後はコーヒーか紅茶とマンゴーのムースケーキで締めとなる。
すっかり陽が沈み、お腹も満たされた頃、60周年を記念して新しくなったショータイムが始まる。ショーはアロハ夫妻がハネムーンで南の島を旅するストーリーだ。タヒチ、サモアなど南の島の様々なダンスが披露される。ハカと呼ばれる、ニュージーランドのマオリ族の民族舞踊も見ることができる。これはラグビーやアメフトなどの試合前に行われる伝統の舞でもあり、戦いのダンスと呼ばれ、迫力はなかなかのもの。すぐそばで見られるのは貴重な経験だ。
ショーに夢中になる内に、船は出発したアロハタワーに戻ってきた。5時から8時少し前まで約３時間があっという間に過ぎるこのツアー。美味しい料理、素敵なサンセット、ハワイならではのダンスなど、短時間にハワイの良さが詰め込まれている。連日の運航にも関わらず、船内は乗客でいっぱいなのも納得だ。
＊クルーズの内容は変更される事があります。詳細はこちらからご確認ください。